DATE 2024年7月19日(金)
外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!
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外装劣化診断士の小黒です!
アパートやマンションの屋根は、台風による雨漏りを防ぐための防水工事が必要です。戸建てでは屋根塗装ですが、アパートやマンションの屋根の場合は防水工事を行います。
防水工事が必要なのは、台風のダメージで陸屋根や屋上の防水層が壊れると雨漏りにつながるからです。台風が通り過ぎたあとに降った雨で、雨漏りに気づく場合もあります。強風にあおられて飛んできたものが、下地や下地を水から守る防水層を傷つけることもあるのです。
多くのアパートやマンションの屋根は、陸屋根という平らな形状をしています。通常はウレタンやシートやFRPの他、アスファルト防水による防水層が施工されているでしょう。防水層のおかげで建物の中に水は侵入できません。そのため、雨漏りが発生している状況は防水層の劣化や破損の可能性が考えられるのです。
とくに建ててから10年以上経過していたら、台風の前に防水層が劣化していたかもしれません。そこで今回のお役立ちコラムでは、アパートやマンションの屋根を守る防水工事についてくわしくお話しします。
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台風でアパートやマンションで雨漏りが起きるとオーナーや大家の責任
台風シーズンになるとアパートやマンションのオーナーは雨漏りへの不安が大きくなりませんか?
令和5年6月3日の台風2号の接近で、大雨による被害が出ました。市内全域に避難指示も出ています。家屋の床下浸水やがけ崩れによる道路の寸断なども発生しています。台風は多くの被害をもたらします。雨漏り以外に戸建てなら屋根の瓦や板金が飛ばされる被害です。
アパートやマンションで破損があると、原則、大家様が修繕費用を負担します。民法606条でも修繕の責任について決められているからです。
第六百六条賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない。
民法に規定されているように、入居者の行為が原因で発生したトラブルなら大屋様も修繕費を請求できます。ただ、台風や経年劣化による防水層の劣化で雨漏りが発生すれば大屋様の責任です。
さらに陸屋根という平らな形状は、戸建てより雨漏りの危険性があります。平らで傾斜もあまりないため水はけが悪いからです。防水層の機能が限界を迎えると、早めに対処しなければ雨漏りが発生します。
雨漏りで入居者の住環境は一気に低下します。「なぜ対策をしていなかったのか」と大家の責任問題に発展しかねません。放置すれば退去者が続出してもおかしくないのです。「雨漏り対策をしていなかった」と噂が立てば、新しい入居者は激減する可能性もあります。
台風関係なく日頃から注意したい防水層の劣化サイン
アパートやマンションの屋根や屋上で注意したい劣化サインがあります。メンテナンスをしないと雨漏りにつながりかねない劣化です。以下は日頃から注意したい屋根や屋上の劣化サインです。
- 雑草の発生
- ヒビ割れ
- 防水シートがはがれや破れ
- 排水口や周辺にゴミが溜まっている
- これらの劣化が雨漏りにつながる理由をお話しします。
- 雑草の発生
陸屋根に雑草が生えているなら要注意です。種、土やホコリ、水という条件がそろうと生えます。植物の種は鳥のフンや風などで飛ばされてきます。土やホコリも同様に風です。また、屋上に人が出入りするなら靴についた泥もあります。
雑草で注意したいのは水と根っこです。大雨や台風で一時的な水たまりができるのは仕方ありません。ただ、施工不良で傾斜不足になると水はけが悪くなります。そのため水たまりができて蒸発するまで消えません。傾斜以外では排水口や周辺にゴミが溜まっていると水はけが悪くなります。適切な傾斜があれば水は排水口の方へ流れていきます。ただ、排水口自体がゴミで詰まっていると流れていきません。
雑草の根っこは防水層まで張って傷つけている可能性があります。根っこにより傷ついた防水層では、下地まで水が流れて雨漏りにつながるのです。水たまりや排水口や周辺のゴミは簡単に確認できるため、日頃から意識してチェックしてみてください。ゴミで詰まっているなら掃除でこまめに取り除きましょう。
ヒビ割れ
ヒビ割れも劣化のサインです。雨風や太陽光の影響を受け、防水層を保護するトップコートという塗料が劣化します。防水層は水をシャットアウトできますが、雨風や太陽光の他、歩く人間の重みには弱いのです。そのためトップコートという防水層を保護する塗料で守っています。防水層の表面に現れるヒビ割れの多くはトップコートのものです。
トップコートのヒビ割れの次は、防水層の劣化が待っています。台風のような暴風雨でヒビ割れから大量の雨水が侵入すれば劣化は進むでしょう。
防水シートがはがれや破れ
アパートやマンションの陸屋根の防水工法の内、シート防水で発生する劣化です。シート防水のシートは複数枚を使って陸屋根の広範囲をカバーしています。そのためシートとシートの間には接合部が生まれるのです。劣化するとシート接合部がはがれたり破れたりします。
はがれや破れから雨水が侵入すれば、防水層にダメージを与えるのです。また、台風の際にあおられてシートが飛ばされるリスクもあります。
戸建ての屋根塗装とは違うマンションやアパートの防水工事
戸建ての屋根塗装とは違い、マンションやアパートは防水工事で雨漏り対策をします。戸建ての屋根塗装では、シリコンやフッ素や無機など種類が豊富です。マンションやアパートの陸屋根の防水工事の場合、一般的に以下の4種類で施工します。
- ウレタン防水
- FRP防水
- シート防水
- アスファルト防水
これらの防水工事の特徴についてお話しします
ウレタン防水
ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗って防水層を形成します。ウレタン防水は排水口やその周辺のような複雑形状でも施工可能です。防水層は軽量のため、重みによる建物への負担を軽くできます。コストもFRP防水と比較するとリーズナブルです。シート防水のように、接合部や継ぎ目もないため仕上がりを均一にできます。
ただし乾燥まで時間がかかるため工期は長くなります。また、人の手で塗るため、職人の熟練度により仕上がりに差が出やすいです。
FRP防水
繊維強化プラスチックに補強材であるガラス繊維を混ぜて耐久性を高めています。下地に凹凸がある場所でも施工可能です。下地に既存の防水層があっても撤去不要で、上から施工できます。重みにも強いため人が頻繁に出入りするマンションやアパートの屋上に適した防水工法です。新築のベランダにもよく採用されています。
耐久性以外に高い耐熱性や耐水性を備えているのも強みです。ウレタン防水と比較すると乾きやすいため短工期で施工できます。
ただしウレタン防水やシート防水と比較するとコストは高めです。臭気が強いため、施工前に入居者全員に伝えておきましょう。伸縮性がない分、広範囲の施工でヒビが入りやすいです。伸縮性がある木造の建物には向いていません。紫外線に弱いため、防水層の保護塗料であるトップコートは必須です。
シート防水
シート防水は下地にシートを貼り付ける工法です。ゴムシートと塩化ビニールシートがあります。ゴムシートは合成ゴム系で、接着剤やテープで貼り付ける工法です。コストも低く工期も短くて済むため、部分的な応急処置でも採用されています。
塩化ビニールシートは塩化ビニール樹脂を下地に貼り付ける工法です。カラーやプリントなど高いデザイン性を備えています。一部の塩化ビニールシートでは、歩行可能なものもあります。紫外線や熱に対して強いのもメリットです。
シート防水は貼り付ける工法のため、ウレタンやFRP工法やアスファルト工法より手間がかかりません。ただし、シートとシートの接合部分は職人の熟練度で差が出ます。技術力が低い職人の施工だとわずかな隙間でも雨水が侵入するリスクもあるのです。また、高層マンションで強風が吹くような場所だと飛ばされるため向いていません。
アスファルト防水
アスファルトを含ませた特殊なシートを下地へ貼り付ける工法です。古くからあり、日本で初めて施工されたのは100年以上前という話もあります。令和になっても施工されるのは信頼されている証明です。
高い防水性能を誇りますが、歩行のために保護モルタルを施工します。重くなるために建物への負担が大きく木造建築には適していません。
豊橋市で台風シーズンの前にアパートやマンションの防水工事をするならカトペン
カトペンは豊橋市と豊川市で地域密着の外壁と屋根塗装工事専門店です。戸建ての屋根塗装はもちろん、アパートやマンションの平らな陸屋根の防水工事もお任せください。
防水工事を契約する施工業者の選定は慎重な判断が求められます。施工場所や状態により適切な工法を選ぶ専門知識や経験も必要です。施工費用が安いからと、施工実績が少ない業者と契約すると思わぬ事故が起こる場合もあります。施工したばかりのシート防水のシートが強風で飛んでしまい、周辺の建物の窓に突っ込めば大事故です。
ウレタン防水もただウレタン樹脂を塗るのではなく技術力が求められます。塗り残しがあればそこから雨漏りにつながる可能性もあるのです。
カトペンは大手ゼネコンの新築物件や官庁の公共の塗装工事も請け負った実績があります。豊橋市のマンションやアパートの屋根の防水工事の相談は、ホームページの問い合わせフォームで受け付けております。電話やメールでもお気軽にご相談ください。
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