スタッフブログ

62件

DATE 2024年8月10日(土)

外壁にコケが発生する原因と対策!住まいの美観を保つための基礎知識

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

外壁のコケの発生には原因があります。可能性が高いのは外壁の劣化です。劣化を放置すると限界が訪れます。亀裂が入れば雨天時に雨の侵入を許すことになるでしょう。とくに台風時期は大量の雨が侵入することで、住まいの耐久性の問題にもつながります。

耐久性が低下すれば、住まいの強度や安定感は失われ、倒壊の危険性さえ出てくるのです。また、外壁の美観を損なうと「手入れがされていない」というネガティブイメージを見る人に与えかねません。

そこで今回のお役立ちコラムでは、外壁にコケができる原因や対策などについてくわしくお話ししていきます。

▼合わせて読みたい▼

家の外壁劣化のよくある症状!自分で修理や補修をするときの絶対NG行動

そもそもコケとはなにか?

コケはコケ類という植物のことです。分類すると「セン類、タイ類、ツノゴケ類」という3つに分けられます。

共通するのは種ではなく胞子で増えることです。他に胞子で増えていく生物は、きのこやシダ植物やカビなどが挙げられます。ただし、コケ類の多くは緑色で葉緑体を持ち、光合成を行います。

光合成とは、光のエネルギーで無機炭素から有機化合物を合成する反応です。光合成の過程で水が分解されることで酸素が放出されています。きのこやカビは葉緑体を持っていません。他の生物の栄養によって生きています。

コケは野外で多く見られますが、外壁にも発生するものです。コケが外壁に発生する要因は複数考えられます。とくに「湿気が高い場所」「日陰」などに発生・増殖するのです。

参照:国立科学博物館 コケ類コレクション

参照:東京薬科大学 光合成

コケの問題点は美観を損なうこと

コケの問題点は美観を損なうこと

コケの問題点は美観を損なう点です。また、外壁が劣化しているサインのため、早めに対処しないと致命的な問題が出てきます。

美観の問題に関しては、とくに賃貸物件のオーナーや、住まいを売却したい方には大問題です。入居希望者も外壁がコケだらけの物件を見れば「汚い」と認識する可能性が高いでしょう。

アパートやマンションの他、戸建ての賃貸なら入居率に大きく影響します。リフォームやリノベーションを前提にしている方なら需要はあるかもしれません。また、住まいを解体して更地にしたあとに新築住宅を建てる方もいます。ただし、自分の売りたいタイミングで都合よく現れるとは限りません。売却できなくて大幅な値下げの可能性も出てきます。

自分が住むだけでも近隣住民から白い目で見られる可能性があります。「手入れをしていない」というネガティブイメージを与えるからです。

コケで外壁材が弱くなる場合もある

コケにより外壁材が弱くなるのも問題でしょう。コケは根っこからコン酸という酸性の物質を出します。窯業系サイディングボードは主成分がセメントで、アルカリ性です。コン酸の影響を受けるとアルカリ性で安定していた状態は崩れて中性化されます。中性化した結果、外壁材は弱くなるのです。

また、酸により影響を与える要因はコケだけではありません。酸性雨も降れば外壁はコケのコン酸とダブルパンチを受けることになるのです。

コケが発生する原因とは?

コケが発生しやすい外壁もある

コケが発生する原因は環境に大きく関係しています。コケが生えやすい環境は以下のとおりです。

  • 川沿いにある
  • 林や森がそばにある
  • 日当たりが悪い
  • 風通しが悪い

コケは湿度の高い場所を好みます。そのため川のような水辺がそばにあるとコケが発生しやすいのです。林や森もコケが多く生えています。そばにあると胞子が飛来し、外壁に付着して発生することもあるのです。

日当たりが悪い場所もコケの発生と増殖につながります。日当たりが悪い場合、外壁の表面はなかなか乾燥しません。湿度が高くなるために、コケの増殖に適しています。

これらの原因を根本から解決するのは困難です。水辺や森などを移動させることはできません。林や森を購入して木々を伐採するのも現実的ではないでしょう。そのため、原因に合わせて対処するぐらいしかできないのです。

コケが発生しやすい外壁もある

外壁の中にはとくにコケが発生し、増殖しやすいものもあります。そのような壁の場合、日頃から注意してコケが発生しないよう、こまめな清掃をしたほうがいいでしょう。以下がコケの発生しやすい外壁です。

モルタル壁

砂とセメントが主原料の外壁材。モルタル壁は凹凸があるため、たとえば雨が降ると雨水や汚れが溝部分に溜まりやすいです。

リシン・スタッコ壁

リシンは塗料に細かく砕いた石や砂を混ぜて作った塗材で形成します。スタッコ壁はアクリル塗料に骨材や石灰などを混ぜた塗材で形成するのが特徴です。リシン壁もスタッコ壁も、ともに凹凸が形成されています。そのため凹凸の溝部分に雨水や汚れが溜まりやすいです。

サイディング壁

窯業サイディングは日本の一戸建てで多く採用されています。多彩なデザイン性も人気の理由でしょう。ただ、中には凹凸の多いデザインもあり、水や汚れが溜まりやすいのです。

日頃からできるコケ予防や対策

日頃から自分でもできるコケが繁殖しないための予防方法があります。限界はありますが、コケの発生や繁殖抑制が期待できるのです。以下、サイディングやモルタル、コンクリートやリシン・スタッコ壁など、それぞれに合わせた予防方法をお話しします。

サイディング

サイディングは窯業系と金属系では多少予防方法が異なります。窯業系サイディングは表面に凹凸があるため、とくに雨水や汚れが付着して残りやすいです。中性洗剤を使い、やわらかいスポンジやブラシでこすって落とします。

金属系はコケの胞子が付着しにくいものも多いです。ホースで水をかけるだけでも抑制できる可能性があります。コケがすでに発生しているなら、やわらかいスポンジやモップを使って落としましょう。

モルタル

ホースで水をかけてブラシでこするだけでも、コケの発生や増殖を抑制できます。落ちにくいなら中性洗剤やコケ専用洗浄剤を使うのもいいでしょう。コケ専用洗浄剤はホームセンターやインターネットで販売されています。

コンクリート

コンクリートもコケ専用洗浄剤で落とせます。コンクリートに対し過度にダメージを与えません。

リシン・スタッコ壁

コケ専用洗浄剤でモップやスポンジでこすって落とします。ただし力を入れ過ぎると外壁材を傷つけるリスクもあるため、慎重な作業が必要です。

これらはコケの発生や繁殖防止のための対策です。基本的にコケ専用洗浄剤を使用したほうがいいでしょう。また、こする際に力を入れ過ぎると外壁材を傷つけるリスクもあります。やわらかいスポンジや硬過ぎないブラシを使うのが無難です。

他にもコケを発生しにくくする薬剤もホームセンターでは販売しています。ただし外壁の広範囲を自力で行うのは困難です。とくに高所の外壁の場合は危険を伴います。落下の危険性もあるため控えたほうがいいでしょう。

本格的なコケ対策はプロに任せたほうが確実

本格的なコケ対策はプロに任せたほうが確実

自力でコケ対策をするのも限界はあります。一旦は除去できても、時間が経過すると再発する場合もあるからです。外壁塗装専門業者がコケの除去をする場合、高圧洗浄を使用します。

高圧洗浄のメリット

外壁塗装専門業者は外壁塗装する前に必ず下地をキレイにします。コケ以外にもサビやカビ、ホコリなど多種多様な汚れの蓄積があるからです。その状態で外壁塗装をしても、適切に塗料を塗れません。

外壁塗装専門業者が行う高圧洗浄は業務用です。一般家庭で日常使い用途のものより強力な洗浄力を発揮します。また、外壁塗装専門業者はバイオ洗浄にも対応できるのです。バイオ洗浄とは外壁のコケやカビのように、生物系の汚れに大きな力を発揮します。生物であるコケやカビを確実に除去するために薬品を使うのです。

コケやカビのような生物系の汚れは、少しでも残っていると再発します。バイオ洗浄なら、外壁に凹凸があっても隅から隅まで洗浄剤が浸透することで除去できるのです。

低汚染塗料による外壁塗装という選択肢もある

低汚染塗料という塗料で、コケを発生しにくくする方法もあります。低汚染塗料はまさしく「汚れにくくする」「美観の保持」に特化した塗料です。汚れにくくなるだけでなく、コケやカビや藻の繁殖の抑制も期待できます。

低汚染塗料が汚れにくいのは「親水性」が高いからです。親水性とは水となじみやすい性質を指します。そもそも外壁塗装で塗料を塗る目的は外壁表面に「塗膜」を形成するためです。

塗料は顔料・樹脂・添加剤や水やシンナーといった溶媒で構成されています。外壁に塗料を塗ると、水やシンナーといった溶媒は蒸発しますが他の成分は残るのです。残った顔料、樹脂、添加剤が塗膜となって外壁を守ります。

低汚染塗料は塗膜表面の高い密度が特徴です。そのためコケのような汚染物質が付着するのを防ぎます。たとえ汚れが付着しても親水性が高いため、雨が降ると雨水で汚れが流れ落ちるのです。低汚染塗料で代表的なものに、大手塗料メーカーアステックペイントの超低汚染性リファインシリーズが挙げられます。

超低汚染性リファインシリーズは汚れにくく、雨水で汚れを洗い流せるのが強みです。さらに遮熱性能を備えたものもあります。遮熱性が高いと太陽光を反射するため、外壁は熱の吸収を抑えられるのです。そのため真夏の室内温度上昇対策が期待できます。

カトペンはアステックペイントの超低汚染リファインによる外壁塗装が可能です

カトペンはアステックペイントの超低汚染リファインによる外壁塗装が可能です

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店は豊川市・豊橋市で「外壁塗装と屋根塗装」の職人集団です。創業77年、地域密着の外壁と屋根の塗装専門業者として多くの実績を積み重ねてきました。自動車で90分程度を施工エリア内に設定しているのには理由があります。トラブルがあればすぐ駆けつけられるよう、むやみに施工エリアを広げないと考えているからです。

カトペンでは外壁や屋根のコケ問題に対処できます。高圧洗浄やバイオ洗浄はもちろん、アステックペイントの超低汚染リファインシリーズも取り扱っているのです。マンションやアパートのような賃貸物件でコケが生えていたら入居率に関わります。一戸建てに住んでいる方も、緑色のコケが広がる外壁を見るのは、気持ちのいいものではないでしょう。

カトペンは官公庁基準の厳しい工事品質を標準採用しています。カトペンへのご相談は問い合わせフォームの他、電話やメールでも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

▼合わせてチェック▼

カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店ショールーム

カテゴリー:劣化症状について 地域情報 外壁・屋根塗装知識 豊川市 豊橋市

DATE 2024年8月9日(金)

酸性雨に気をつけて!外壁劣化のサインが出たら早めに外壁塗装を

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

外壁は雨や風の他、紫外線で劣化します。とくに酸性雨は外壁表面にダメージを蓄積させる要因です。酸性雨でダメージを受け続けた外壁は腐食し、劣化します。劣化した外壁に風や紫外線や太陽光の熱が加わると、ますます劣化速度が早まるのです。

劣化した外壁では大切な住まいを守れません。亀裂が入ると梅雨や台風のような降水量の多い時期、雨水の侵入を許すことになるでしょう。雨漏りは快適な生活環境を奪うだけではありません。まともに住めなくなる状態まで住まいを追い詰めるのです。

雨水は木材を腐らせてシロアリが集まるきっかけになります。シロアリにかじられて木材が細くなり、腐食も加われば住まいを支えられません。小さな地震でも倒壊の危険性があります。

また、湿度が高くなると発生するカビも厄介です。天井や壁紙いっぱいに発生した黒カビは、美観面で気持ちのいいものではありません。また、カビの胞子を吸い込めばシックハウス症候群のような健康リスクも高まります。抵抗力が弱い高齢者や幼児が吸い込むのは避けたいものです。

そこで今回のお役立ちコラムでは、雨と外壁の劣化の関係や対策についてくわしくお話しします。

▼合わせて読みたい▼

外壁塗装を放置するとおこる住宅への悪影響!正しいメンテナンスの流れを知ろう!

酸性雨とは?

酸性雨とは?

酸性雨は通常より強い酸性を持った雨のことですが、雪や霧でも見られます。雨や雪や霧に二酸化硫黄や窒素酸化物といった酸性物質が含まれた状態です。

酸性雨の原因である二酸化硫黄や窒素酸化物のようなガスの発生要因は多岐にわたります。火山活動のような自然要因や、人間が化石燃料を燃やすことで発生するのです。

日本では都道府県単位で酸性雨の観測をしています。一般的に降水の酸性度は、pH(ピーエッチまたはペーハ)により、pH=−log[H+]で表します。[H+]は水素イオン濃度です。pHの数値が7より小さいと酸性、大きいと塩基性(アルカリ性)を示しています。

2014年3月の環境省の発表では、平成20年~24年にかけての降水pHの地点別年加重平均値の範囲は4.48~5.37です。(ただし平成20年度末で休止の地点を含んでいます)全地点の5年間のpH加重平均値は、4.72という結果でした。つまり日本では酸性雨が治まっていないことを示しています。

酸性雨はコンクリートを溶かし、金属にサビを発生させる原因です。河川や湖や沼の他、土壌まで酸性にすることで生態系にも悪影響があると考えられています。

参照:国土交通省気象庁降水・降下じんの化学成分酸性沈着とその定量化日本での酸性雨の状況

酸性雨が外壁のアルカリ性のバランスを崩す

外壁材も多種多様です。その中でセメント系の外壁材はサイディングやモルタルやコンクリートなどがあります。セメント系の外壁材には、砂や砂利が使われています。セメント系はアルカリ性です。水和反応という化学反応により、水酸化カルシウムが生成されて硬化しています。

ただしアルカリ性なのは新築の時点です。酸性雨の影響を受けると徐々にアルカリ性のバランスが崩れて劣化します。劣化した外壁は防御力が非常に低下した状態です。そのためカビや苔や藻も繁殖しやすくなります。外壁に防御力があれば、カビや藻は発生しませんから、早めの対処が必要です。

外壁の劣化を示すサイン

外壁が劣化したことを示すサインの代表例は以下の通りです。

ヒビ
  • 幅が0.3ミリ未満なら様子見。ただし幅が0.3ミリ以上のヒビ割れは構造体に影響があると考えられている
  • ヒビ割れが進むと雨水が侵入する
  • コンクリート内部から腐食するリスク
  • コンクリート内部の鉄筋がさびた場合、爆裂現象を引き起こす。鉄筋がさびて膨張し、周囲のモルタルやコンクリートを押し出して外へ露出する現象
  • 強度の問題だけでなく、高所で発生すると落下の危険性がある。過去、商業施設において爆裂現象で落下したコンクリートが人に当たった事故もある
色あせ
  • 色あせは美観の問題だけでなく劣化サイン
  • 外壁塗装による塗膜の防水性が低下していることを示す
  • 色があせているため汚れと違い塗装しないと戻らない
チョーキング
  • 外壁に触れると粉状のものが付着する現象
  • 外壁塗装による塗料が経年変化し、成分が分離して粉状の顔料が出てきたもの
  • 放置すると外壁は雨や雪のような水分を吸い込みやすくなる
  • カビや苔や藻の発生やヒビ割れにつながる
カビや苔や藻
  • 外壁一面に広がる緑色のカビや苔や藻は美観を損なう
  • 窓を開けると胞子が入ってシックハウス症候群につながる
塗膜のはがれ
  • 外壁塗装で形成された塗膜がはがれた状態
  • 外壁塗装をしているならいつか起こる劣化サイン
  • 10年を目安に発生したら外壁塗装の塗り替えのタイミング
  • 塗料の耐久年数によりはがれが発生するタイミングは異なる
サビ
  • サビの発生原因を止めないと広がり続ける
  • 最初は小範囲でも放置すると外壁全体に広がる
  • 進行すると洗っただけでは落ちず、ケレンという研磨作業でしか除去できない
  • ケレン後は外壁塗装による補修が必要
  • 金属製の外壁だと穴が開いて雨水の侵入口になる
  • 穴が開いているような激しい劣化は外壁全体の張り替えも必要

雨漏りは深刻な被害につながる

雨漏りは深刻な被害につながる

雨漏りを放置すると多くの二次被害につながります。その二次被害は、対処しなくても時間の経過で治まるものではありません。むしろ症状は悪化し、まともに住めない状態まで追い詰められます。代表的な雨漏りで引き起こされる問題は以下の通りです。

  • 構造駆体が腐る
  • 健康被害
  • 火災
  • 家具や家電が使えなくなる
  • 資産価値が低下する

これらの二次被害で一番避けたいのは「命に関わる問題」でしょう。構造躯体が劣化すれば、住まいは小さな地震でも倒壊する危険性があります。倒壊して屋根の下敷きになれば命は助かったとしても大ケガを負う可能性があるのです。

雨漏りも火災につながる場合があります。漏電でショートして火花が散れば火災につながるのです。健康被害も高齢者や赤ちゃんにとっては大きなダメージでしょう。以下で各二次被害についてくわしくお話しします。

構造駆体が腐る

雨漏りは構造躯体の劣化につながります。構造躯体とは建物を支える構造体に関連する重要な部分です。たとえば、柱・梁・壁・床・基礎などがあげられます。構造躯体は建物を支える部分です。そのため雨漏りで腐食すれば弱くなります。

雨水が外壁から内部へ侵入して木材を濡らしたとします。そうすると木材の含水率(物質に含まれる水の割合)が高まり、30%〜150%程度になれば木材を腐らせる木材腐朽菌が繁殖するのです。

構造躯体が腐れば、建物の倒壊や屋根の落下リスクが高まります。また、木材だけではありません。住まいに使われている、くぎ・ねじ・金物もさびるため、住まいの強度は極端に低下します。さらに腐った木材を好むシロアリが侵入すれば大問題です。木材だけではなく断熱材なども食い散らかすため、快適な住環境も失います。

参照:国土技術政策総合研究所研究資料1.2腐朽の必須条件

シックハウス症候群やアトピーのような健康被害

雨漏りが発生すると、住まいの湿度は高くなります。一般的にカビは温度25度、相対湿度70%だと数か月で繁殖すると考えられています。75%以上で繁殖は早まり、90%になれば2日程度で目に見えるほど繁殖するのです。

カビ以外にも、ダニやドブネズミなども湿度が高い環境を好みます。カビの胞子やダニの死骸などを吸い込めば、シックハウス症候群に罹患するリスクが高くなるのです。ダニやカビはアトピー性皮膚炎のようなアレルギー性疾患にもつながります。

1日の多くを室内で過ごす赤ちゃんや高齢者は抵抗力も高くありません。赤ちゃんの場合、乳児期から幼児期は体が成長する時期のため、悪影響を与える要因は避けたいところです。

参照:文部科学省カビ対策マニュアル実践編1-4温度・湿度データの記録と解析

参照:大田区 赤ちゃんのための室内環境

火災ですべてを失う

火災も住んでいる方の命を奪いかねないトラブルです。雨漏りの雨水が、ブレーカーや電気コードに触れることで漏電する可能性は高まります。とくに台風の際は注意したいタイミングです。

たとえば雨漏りや浸水で電化製品の損傷後に通電すると、ショートして発火することがあります。また、コンセントに水分が付着していると再通電時にトラッキング現象で火災につながる場合もあるのです。

火災が発生しなくても、家具や家電は濡れて故障すれば使えなくなるでしょう。家財の損失は大きなダメージです。

参照:消防庁予防課通電火災対策について

外壁の劣化を防ぐには外壁塗装

外壁の劣化を防ぐには外壁塗装

雨をはじめ風や太陽光まで外壁は多くの劣化要因によって、ダメージを受け続けています。対処しないとダメージを受け続けた外壁はボロボロになるのです。有効な対策として、外壁塗装があげられます。

外壁塗装は住まいを保護するために行うものです。塗料を外壁や屋根に塗ることで、塗膜という保護膜を形成します。その塗膜があるからこそ、雨も風も太陽光も外壁に直接当たらなくて済むのです。ただ、外壁塗装は一度施工すれば半永久的に保つものではありません。色あせやはがれの他、チョーク現象などは塗膜が劣化したサインです。

塗料はグレードにより耐久性が異なります。一番安価でグレードが低いのはアクリル塗料で、耐用年数は3年〜5年程度です。一方ハイグレードな無機塗料は、約10年〜15年の耐用年数を誇ります。

一般的に多く採用されているシリコン塗料は約7年〜10年です。最後にどんな塗料で外壁塗装をしたかわからない場合、塗り替えのタイミングは10年を目安にしておくといいでしょう。また、紹介した劣化サインがあれば、外壁塗装専門業者への早めの相談が必要です。

酸性雨で劣化が気になる外壁はカトペンにお任せください

酸性雨で劣化が気になる外壁はカトペンにお任せください

酸性雨だけではなく、風や紫外線や太陽光の熱など、外壁は多くのダメージを受け続けています。外壁塗装の劣化サインであるヒビやチョーキング現象、その他、カビや苔や藻はないでしょうか?

もしあるなら外壁塗装は株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店にお任せください。

豊川市と豊橋市を中心に自社職人による外壁塗装や屋根塗装を多数手がけてきました。大手塗料メーカーアステックペイントの代理店部門施工実績は愛知県3位です。カトペンに外壁塗装の相談をするなら、ホームページの問い合わせフォームやお電話でご相談ください。外壁と屋根の診断や見積もりは無料です。

▼合わせてチェック▼

カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店ショールーム

カテゴリー:劣化症状について 地域情報 外壁・屋根塗装知識 豊川市 豊橋市

DATE 2024年8月7日(水)

外壁塗装を放置するとおこる住宅への悪影響!正しいメンテナンスの流れを知ろう!

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

💬「外壁塗装した方がいいのかな~と思いつつ、まだキレイだからそのままにしてる」

💬「お金がかかるから、外壁塗装はまだしなくていいと思っている」

「まだ大丈夫」と勝手に決めつけて、外壁塗装を放置していませんか?外壁塗装は10年前後を目安としてメンテナンスが必要です。なぜなら、劣化しているかどうかは自己判断が難しいからです。

一見、キレイに見えても塗料の効果が低下していることもあります。外壁の劣化サインは1つではありません。劣化をそのまま放置していると、じわじわと進行していき、自然に元通りになることはありません。一度劣化がおこると、事態は悪化していく一方なのです。

  • □ 外壁に使われている塗料の耐用年数を把握していますか?
  • □ 外壁の点検や診断をうけたことはありますか?
  • □ 豪雨や台風、地震などのあとに外壁の様子をチェックしたことはありますか?

1つでも「いいえ」と回答した方は、ぜひ最後まで読んでください。外壁塗装を放置すると住宅に悪影響をおよぼします。正しいメンテナンスの流れも把握しておくことで、メンテナンスへのファーストステップも踏みやすくなりますよ。

▼合わせて読みたい▼

豊橋市の住まいを塗り替えで新しく!地域に密着した塗装業者の選び方と最新トレンド

外壁塗装の放置による住宅への悪影響

外壁塗装の放置による住宅への悪影響

一見キレイな状態に見えても、見えない部分で劣化が進行しているかもしれません。それだけでなく、塗料の耐用年数を超えていれば、塗装による効果が発揮されていない可能性もあります。

外壁塗装を放置すると、住宅には以下のような悪影響がでてきます。

  • 住宅全体のビジュアル低下
  • 雨漏り発生リスク
  • 住宅の寿命を縮める
  • 室内での快適度が低下する
  • 維持管理に高額なメンテナンス費用が必要になる
  • 資産価値が低下する

住宅全体のビジュアル低下

外壁塗装を放置していると、住宅全体のビジュアル低下がおこります。外壁は住宅の中でも見える範囲が広いことから、住宅の印象を左右する大きな要素となります。常に外部からの影響をうけているため、色あせや塗膜のはがれといった劣化は遅かれ早かれおこるのです。

「古くなってきたから仕方がない」と劣化症状を放置していると、築年数以上に古い印象を与えることになりかねません。劣化は一度始まると自然に直ることなく悪化していきます。とくに、艶ありの塗装をしている場合は艶がなくなっていくことで、古ぼけた印象になってしまいます。

雨漏り発生リスク

外壁は雨風からのダメージを全面にうけて住宅を守っているため、塗装の保護力が低下すると雨漏りリスクが高まります。塗膜のはがれは外壁材を外部にさらすことになるため、雨漏り発生率を高めてしまうのです。それだけでなく、塗装による防水性も低下してしまうため、外壁表面に水分が定着しやすくなり、カビや苔の原因を作ります。

湿気の多い状態は外壁材にも悪影響となり、じわじわと雨漏りにつながることも考えられます。雨漏りは、一度おこると住宅内部まで入り込み、構造部分までダメージを与えてしまうのです。浸水によって内部の腐食が始まると、豪雨や地震といった災害時に破損するリスクもでてきます。

住宅の寿命を縮める

外壁塗装を放置すると、住宅の寿命を縮めることになってしまいます。塗装を塗り直さないことで外壁の防水性が失われ、ひび割れなどで発生した隙間から内部構造の腐食につながるのです。

住宅の構造を担っている部分がダメージをうけると、住宅の寿命が削られてしまうのはいうまでもありませんよね。外壁塗装をおこなうということは、美観や保護を強化するだけでなく住宅を延命させることにもなるのです。

室内での快適度が低下する

外壁塗装を怠っていると、室内の温度調節が難しくなることがあります。塗装をせずにひび割れなどの劣化を放置していると、隙間風が室内に侵入する可能性が高まるのです。冷房や暖房を入れていても、外壁を伝って外気が入り込むと温度調節に影響します。

外気が邪魔をするせいでエアコンの効きが悪く感じ、温度を極端に下げたり上げたりすることになります。そうなると、快適度の低下に加え、電気代まで増大してしまうのです。

維持管理に高額なメンテナンス費用が必要になる

外壁塗装を放置すると増大する可能性があるのは、電気代だけではありません。放置することで劣化が進行していき、外壁塗装ではカバーしきれないほどの高額な工事が必要になってしまうのです。

塗装で済んでいたはずのものが、張り替えや住宅自体の立て替えが必要になるかもしれません。「塗装をしないだけでそんな大げさなことに?」と思うかもしれませんが、外壁塗装はそれだけ重要な役割を担っているのです。外壁塗装は、劣化診断という前段階で重大な劣化につながる種を発見できます。

資産価値が低下する

💬「資産価値って土地の価格で決まるんじゃないの?」

もちろん、立地は資産価値に大きく影響しますが、住宅そのものの価値も重要な要素です。外壁塗装を放置すると、美しいビジュアルや耐久性が保てず、築年数以上に古い印象を与えることもあります。

おそらく、住宅購入を希望している人は複数の物件を見ているはずなので、築年数と見た目のバランスは重要な要素になるでしょう。そのため、築年数に対して古く見えてしまうのはマイナス要素になります。

外壁塗装の正しいメンテナンスの流れ

外壁塗装の正しいメンテナンスの流れ

外壁塗装はいきなり検討するのではなく、段階を踏んでおくことで予算の確保や心積もりもしやすくなります。

  1. 天候の変化のあとは様子をチェックする
  2. 定期的に点検や診断をうける
  3. 診断結果によって塗装を検討する
  4. 見積もり比較で適切な外壁塗装業者を選ぶ
  5. 外壁塗装をおこなう
  6. 塗装後の経過をチェックする

1~6までの項目を1サイクルとして覚えておけば、次の外壁塗装やその他の箇所のメンテナンスにも活かせますよ。

外壁メンテナンスの流れ①天候の変化のあとは様子をチェックする

豪雨や台風、地震といった外部環境からのダメージが予想される事態がおきた場合は、後日目視で様子をみてみましょう。ひび割れが深くなっていたり、湿度が高くなっていたりするかもしれません。

外壁が大きなダメージをうけたであろうタイミングで様子を見ておくと、その後の経過もたどりやすくなります。外壁の劣化はある日突然現れるものではなく、じわじわと進行していくものです。だからこそ、原因となりそうな出来事があったタイミングで観察しておきましょう。

外壁メンテナンスの流れ②定期的に点検や診断をうける

1年、3年、5年といった定期的な診断を入れることで、外壁塗装が必要になるであろうタイミングも見えてくるのです。そうなれば、予算の確保もしやすくなりますよね。点検や診断が無料で、詳細な診断書などを提出してくれる業者を選びましょう。

中には悪質な業者もいるため、30分以上かけて診断をしてわかりやすく説明してくれるかチェックしてくださいね。間違っても「今すぐ修理が必要です!」「今日決めてくれたら値引きしますよ」などと、契約を迫ってくるところを選ばないようにしましょう。

外壁メンテナンスの流れ③診断結果によって塗装を検討する

劣化の点検や診断の結果によって、今すぐ塗装が必要なのかがわかってきます。緊急性がないものであれば、大体どれくらいに塗装をおこなうのか計画を立ててみましょう。外壁塗装は現状あってのものです。今すぐに塗り直す必要がなければもう少し様子を見ることもできるのです。

ただ、その判断が自己判断の範疇でできないため、一度プロに診てもらう必要があります。親身になってくれる業者であれば、塗装のタイミングも詳細に教えてくれるはずです。塗膜の状態が把握できていれば、天候の変化に応じて塗装のタイミングを早めることもできます。診断結果を知っているというだけで、大きな安心感をもって外壁塗装を検討できるのです。

外壁メンテナンスの流れ④見積もり比較で適切な外壁塗装業者を選ぶ

💬「点検や診断をお願いした業者に依頼した方がいいのかな?」

💬「一度コンタクトをとった業者にしつこく営業されたら面倒だな」

業者選びは、ぜひ複数社で比較してください。点検や診断をしてもらったからといって、エスカレーター式に塗装まで依頼する必要はないのです。見積書の内容を比較検討して、最適な業者を選んでください。見積書の作成を無料でおこなっている業者もいます。

コミュニケーションがとりやすいかどうか、親身になって対応してくれているかどうか。見積書の作成までの段階で、ある程度業者の人柄も見えてくるでしょう。1社だけで決めてしまうと、相手が高額な費用を請求する悪質業者であっても気づけません。比較をするからこそ、最適な業者に出会えるのです。

外壁メンテナンスの流れ⑤外壁塗装をおこなう

安心してまかせられる業者に出会ったら、最適なタイミングで外壁塗装をおこないましょう。塗装後のサービスや保証なども事前に確認しておいてくださいね。外壁塗装は「塗ったらそれで終わり」というわけではありません。

塗装後に不具合が生じたときにはどのような対応が必要なのか、事前に業者に質問をしておくと安心ですよ。外壁塗装工事中には、進捗などを随時確認しておきましょう。進捗を報告するスタイルの業者であれば、なお安心です。

外壁メンテナンスの流れ⑥塗装後の経過をチェックする

外壁塗装は、塗装後に施工不良がおこることもあるのです。だからこそ、アフターサービスや保証などをうまく活用して、定期的な点検や診断をうけましょう。日頃から外壁の様子をチェックしておくと、ささいな変化にも気づけるようになります。これが①の天候の変化のあとのチェックにも有効になってくるのです。

外壁塗装のタイミングに迷ったらカトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店の無料診断!

外壁塗装のタイミングに迷ったらカトペン_プロタイムズ東三河店_豊橋中央店の無料診断!

外壁塗装は、塗り直すタイミングが掴めないからこそ放置してしまう、という事態に陥ることがあります。だからこそ、今回お話したサイクルを覚えておいて、1つずつクリアしていきましょう。そうすれば、外壁塗装でやるべきことが明確になり、重い腰も上がりやすくなりますよ。

大切なマイホームのために、定期的な外壁塗装をおこないましょう!

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店では、無料診断&無料見積もりをおこなっております。お気軽にご相談ください。

▼合わせてチェック▼

カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店ショールーム

カテゴリー:劣化症状について 地域情報 外壁・屋根塗装知識 豊川市 豊橋市

DATE 2024年8月5日(月)

家の外壁劣化のよくある症状!自分で修理や補修をするときの絶対NG行動

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

💬「マイホームの修理はDIYで自分でやりたい!」

💬「外壁にちょっとだけひび割れがあるから、業者を呼ぶまでもなく自分で補修しよう」

家の外壁の劣化が気になっているあなた!自分でDIYをして、修理や補修をおこなおうと思っていませんか?ホームセンターにいく前に、まずはこちらのお役立ちコラムを読んでみてください。

外壁の修理や補修は間違った行動をとってしまうと、取り返しのつかない事態に発展してしまいます。一生懸命自分でDIY修理をして、その果てに膨大な修理費用がかかってしまうこともあるのです。

そんな事態にならないために、自分で外壁の修理や補修をするときの絶対NG行動も3つお話していきます。NG行動やリスクを知ったうえで、本当に自分でおこなうべきか判断してくださいね。

▼合わせて読みたい▼

豊橋市の住まいを塗り替えで新しく!地域に密着した塗装業者の選び方と最新トレンド

家の外壁の劣化でよくある症状

家の外壁の劣化でよくある症状

家の外壁の劣化でよくある症状は、おもに5つ挙げられます。

  • 色あせ
  • ひび割れ
  • チョーキング
  • はがれ
  • カビ・苔

この劣化症状の中で、自分でDIYをして直せそうなのがひび割れです。ひび割れは塗膜自体にできているものもあれば、シーリング部分にできている場合もあります。ひび割れがおこると、外壁だけでなく住宅全体のビジュアルを一気にランクダウンさせてしまいますよね。

とはいえ、わずかなひび割れや部分的なものであれば「業者を呼ぶほどではないかも?」と思ってしまうこともあるでしょう。業者を呼べばお金がかかるから自分でなんとかしよう、と考える方も一定数いるはずです。

ただし、家の外壁の劣化は表面的なものだけではありません。カビや苔のように、洗浄や拭き取りで解決するものばかりではないのです。もちろん、カビなどが発生している部分は湿気が多く水分が停滞しているので、内部で雨漏りがおきているかもしれません。

よくある外壁の劣化は、表面的に見えているもの以外にもおきている可能性があるのです。それを念頭において、最後まで読み進めていってくださいね。

修理の必要性は?ひび割れの補修は大きさでチェック!

💬「ひび割れの補修を自分でやりたいんだけど、全部シーリングで埋められる?」

💬「ちょっとしたひび割れなら目立たないから放置したいけど、大丈夫かな?」

外壁のひび割れにはおもに3つの種類があります。ひび割れ度合いによっては緊急性が高いものもあるので、この機会に覚えておきましょう。

  • 0.3mm以下のひび割れ
  • 0.3mm以上のひび割れ
  • シーリングのひび割れ

0.3mm以下のひび割れ

0.3mm以下の髪の毛ほどの細さのひび割れを「ヘアクラック」といいます。こういったひび割れは、緊急性はありませんが油断は禁物です。一度業者に診断をしてもらった方が安心です。ヘアクラックがでている場合は、診断やメンテナンスを検討するタイミングだと思ってくださいね。

0.3mm以上のひび割れ

ひび割れの幅が0.3mm以上ある場合は、すぐに業者に診断をしてもらいましょう。また、ひび割れ部分に段差がある「大きく深いひび割れ」は、住宅の構造に関係している可能性が高いです。こういった「貫通クラック」と呼ばれるものは、構造上のひび割れがでているかもしれません。外壁の表面の補修だけでなく、下地や構造部分もくわしく調査をする必要があります。

シーリングのひび割れ

シーリングのひび割れは、裂けている亀裂のような状態になっていれば緊急性は高いです。見るからに防水性が低下していて、隙間から雨水が入り込んでしまいそうなほどのひび割れは業者に連絡が必要です。

シーリング材はゴム状の材料でできているため、太陽光からの紫外線などでだんだん劣化して硬くなります。弾力性を失っているので、硬くなって割れてしまうというわけです。また、劣化で硬くなったシーリング部分に自動車の通過や地震などによる振動が加わり、ひび割れてしまうこともあります。

【家の外壁劣化】修理や補修で絶対NGな3つの行動

【家の外壁劣化】修理や補修で絶対NGな3つの行動

外壁の補修や修理を自分でおこなうときの絶対NGな行動は3つあります。

  • シリコン系のシーリング材を使用する
  • 自己判断で劣化を診断する
  • 高所での作業をおこなう

シリコン系のシーリングを使用する

💬「ひび割れならシーリングでふさげば問題ないでしょ!」

💬「この前ホームセンターで自分でできるコーキングガンを売っているのを見た!」

ホームセンターでは、DIYに使用できる工具や材料が数多く販売されています。インターネットでも購入することができ、入手は非常に簡単です。ですが、ホームセンターなどで販売されているシーリング材は、シリコン系のものが多いです。

インターネットで調べて「ひび割れ補修にはシーリング!」という情報は手に入っても、どのシーリングが適切なのかを知らなければ、行動が裏目にでてしまいます。なぜなら、シリコン系のシーリング材は、お風呂やトイレの補修で防水のために使用されるものだからです。

撥水性のある材料が含まれているため、水場には最適なのですが、外壁塗装との相性はよろしくありません。シリコン系のシーリング材でひび割れ補修をしてしまうと、塗料を弾いてしまう可能性があるのです。

さらに厄介なのが、シリコン系のシーリングは接着力が強いため、はがすのが大変になります。シーリング材でひび割れを埋めてキレイになっても、外壁塗装ができなくなってしまえばそこだけ浮いて見えます。これでは美観は大きく損なわれてしまいますよね。

どうしても自分でDIYしたい場合は、変性シリコンシーリング、ポリウレタン系のシーリングを使用しましょう。ですが、技術面や劣化診断の甘さによるリスクも考えると、業者にお願いした方が安心安全です。

自己判断で劣化を診断する

💬「インターネットで調べてある程度の劣化症状は把握してる!」

💬「ひび割れの幅は狭いから、シーリングでなんとかなると思う!」

インターネットの情報や、そうなるだろうといった自分の憶測で劣化を診断するのはNGです。なぜなら、自己判断の場合は見えている部分でしか判断ができないからです。もしかしたら、外壁の内部で雨漏りが始まっているかもしれません。

内側に見えない劣化があるかもしれないのに、表面だけを見て「こうすればいいだろう」と判断してしまうのは危険です。目に見えないところで劣化が進行していき、気づいたときには住宅の構造部分にまでダメージがおよんでいたとなれば、費用も莫大にかかります。

今や、インターネットで調べればある程度の情報は手に入りますが、業者がもっている知識や経験とは比べ物になりません。自己判断で劣化を診断するのはリスクが高すぎます。

高所での作業をおこなう

高所での作業は絶対NG行動です。2階建ての住宅であれば、外壁の修理や補修が高所になることもあります。通常、業者がおこなう修理であれば、足場を使用して安全におこないます。ですが、自分で修理をおこなうときには、足場を組むことはないはずです。はしごを使用するといった簡易的な環境のもと、慣れない作業をすることになるのです。

高所で足元が安定していない場合、転倒や転落の危険性が跳ね上がります。修理や補修を自分でおこなうというだけでも大変なのに、高所作業となれば難易度も高まります。修理代どころか、病院代の方が高くつくかもしれません。

外壁の劣化をなんとかしたい!自分で修理や補修をするリスク

外壁の劣化をなんとかしたい!自分で修理や補修をするリスク

絶対NG行動でわかっていただけたと思いますが、外壁を自分で修理するのには高いリスクがつきまといます。

  • 外壁の見栄えが悪くなる
  • 劣化がすぐにでてくる
  • 高い位置であれば転落・転倒のリスクがある
  • 雨漏りを見逃してしまう
  • その後のメンテナンス費用が高額になる

今や、専門知識のない方でも、シーリングを使った簡単な補修ができる時代です。ですが、自分で修理や補修をおこなうということは、リスクがついてくることを覚えておきましょう。

自分で修理や補修をおこなった場合、劣化がすぐにでてくる可能性もあります。劣化が正しく診断できていないので、根本的な解決になっていないのです。内部で進行しているかもしれない雨漏りを見逃してしまうことにもなります。

もし、一時的な修理でキレイなビジュアルが復活しても、その後数年で事態が悪化して、膨大な修理費用が必要になることもあります。自分で修理をおこなってしまうと、その後に業者がおこなう原状復帰や塗装で、別途作業が必要になる可能性もあるのです。大切なマイホームだからこそ、修理や補修は最初からプロにおまかせしましょう。

外壁の修理や補修をご検討ならまずはカトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店へ!

外壁の修理や補修をご検討ならまずはカトペン_プロタイムズ東三河店_豊橋中央店へ!

外壁の修理や補修は自分でおこなう前に、まずはプロに劣化の診断をしてもらいましょう。

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店では、診断や見積書の作成を無料でおこなっております。

「外壁をなんとかしたい!」というあなたの熱い気持ちをバトンタッチしていただければ、当社が責任をもって適切な修理や補修をさせていただきます!当社は、愛知県で豊川市・豊橋市を中心として、地域密着で塗装工事をおこなってきました。塗料メーカー「アステックペイント」の代理店部門施工実績で、東三河1位をいただいております!

外壁のお困りごとなら、カトペンにドーンとおまかせください!県内に2ヶ所ショールームもございますので、外壁についてじっくりご相談いただけます。お越しの際は、WEB来店予約をいただくとスムーズです!

▼合わせてチェック▼

カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店ショールーム

カテゴリー:劣化症状について 地域情報 外壁・屋根塗装知識 豊川市 豊橋市

DATE 2024年7月23日(火)

豊橋市で戸建て外壁塗装を業務用高圧洗浄機でキレイにできるのはカトペン

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

豊橋市で戸建てのスレート屋根材の屋根塗装を考えている方は「ニチハパミールの不具合」についてご存知でしょうか。「ニチハパミール不具合カバー推奨」というワードでインターネット検索すると多くの情報がヒットします。

パミールはニチハ株式会社が発売した屋根材です。1996年~2008年に販売されていましたが、不具合で姿を消しています。特徴は「アスベストが含まれていない」ことです。

アスベスト(石綿)は屋根のスレート材で使われていましたが、健康被害の問題で製造は禁止されました。アスベストが禁止されたことで登場したのがパミールです。そのパミールで不具合が続出しました。1996年〜2008年に家を建てたり葺き替えをしたりした方は確認してみてください。

パミールの不具合ならカバー工法や葺き替えを推奨します。そこで今回のお役立ちコラムでは、ニチハパミール不具合問題とカバー推奨の理由についてお話しします。

ニチハパミールとは?

豊橋市の戸建ての屋根塗装ができない!?ニチハパミール不具合にはカバー工法推奨

1996年12月6日ニチハ株式会社はスレート屋根材「パミール」の販売をスタートさせました。社会問題にもなったアスベスト問題を解決する屋根材として登場したのです。「完全無石綿」つまりアスベストが含まれていない屋根材でした。

アスベストは天然の繊維状けい酸塩鉱物で、建材製品として1955年頃から使われはじめています。価格が安く、耐火性や断熱性の他、防音性能や絶縁性など多くの機能性を持った建材だったのです。

1960年代の高度成長期に多くの建築物に使用されました。「吹付け石綿」「吹付けロックウール」などの方法で施工されたのです。一方で昭和50年に保温断熱の目的で吹付け石綿は原則禁止されました。理由は健康被害です。

▼合わせて読みたい▼

屋根塗装の豆知識|令和5年10月施行!アスベストの有資格者調査が義務化されました!

アスベストの健康被害による禁止

アスベストは「飛び散った際に人が吸い込むこと」で施工する職人に健康被害をもたらしました。アスベストは繊維が細く、吸い込むことで肺線維症(じん肺)や肺がんの原因になることがわかったのです。アスベストを吸い込んだ時点では即座に健康被害は出ません。アスベストによる中皮腫の場合、35年前後の潜伏期間があると考えられています。ただし発症期間の関係性は不明点も多いのが現状です。

アスベストの健康被害が社会問題化した結果、2006年にアスベスト含有率0.1%以上の製品に関する製造と使用が禁止されています。ただし一部の製品、化学工業や鉄鋼業分野の代替できない部類のガスケットやパッキンなどは除かれました。

2006年以前も1975年や1995年、2004年にもアスベストに対して吹付けや製造は禁止されています。パミールが登場したのは1996年です。1995年の「労働安全衛生法施行令」の改正により、石綿のアモサイト及びクロシドライトの製造や輸入や譲渡の他、提供や使用が禁止されたタイミングでした。

参照:厚生労働省アスベスト(石綿)に関するQ&A

参照:独立行政法人環境再生保全機構アスベスト(石綿)はどのような場所に使用されていたか

パミールはアスベスト使用のスレート屋根材に変わる画期的な製品

パミールはアスベストを使用していないスレート屋根材です。登場当初はニチハしかアスベスト屋根材を販売していませんでした。しかし7年~8年経過した頃、不具合が続出するようになったのです。スレート屋根の耐用年数は一般的に10年~20年保つと言われていますから10年以内の不具合は問題です。

劣化症状でよく見られたのはパミールがミルフィーユのように薄くめくれてはがれる現象でした。当然、雨が降ればめくれあがったところから雨水が侵入し、雨漏りに発展します。台風があれば、はがれた部分が飛ぶ危険性もありました。さらに使っている釘にも問題があったのです。

メッキ層が薄いパミールの釘

ニチハでは、パミール用の釘の一部に、耐食性表面処理のメッキ層の薄いものが混入していたことを認めています。通常のメッキ処理がされた釘と違って、経年劣化が早かったのです。

さびた釘だと強度はほとんど失われてずれますし、落下の危険性も高くなるのです。屋根の上から屋根材が落下して人に当たれば命も落としかねない大事故につながります。そのようなことからもパミールは製造中止となりました。

ただしアスベストを含んでいない屋根材として注目されたのは事実です。販売当初は多くの戸建て住まいに採用されました。その後、問題が発生しなかった住まいのパミールも、豊橋市には多数あります。

パミールの特徴

ここからパミールの見分け方や劣化の特徴についてお話しします。

パミールの見分け方

パミールの見分け方は複数あります。わかりやすいのは屋根材の設置工事をした年です。パミールは1996年〜2008年に販売されていました。該当する年に設置していなければ、パミールとは違うと判断できます。ただし発注のタイミングで2009年に設置された可能性もあるため、その点も踏まえた判断が必要です。また、屋根材の先端が、等間隔で凹凸になっています。

他には屋根をはがすことで確認する方法です。パミールは一枚ずつニチハパミールと大きく記載されています。普段、パミールは重なり合って隠れているため表面上ではわかりません。ただ自分で確認するのはお控えください。落下で命を落とす危険性があります。職業柄、屋根に上るのに慣れている方はともかく一般の方は危険です。

また、パミールをはがして確認しても再び貼り付けなければなりません。はがしたままだと雨が降れば雨漏りに発展します。基本的にパミールかどうか確認するなら屋根塗装専門業者に相談したほうがいいでしょう。

パミールの代表的な化症状

パミールの代表的な劣化症状

パミールには特有の劣化症状が見られます。中には経年劣化で他の屋根材でも見られるような劣化症状もありますが確認方法の1つです。以下に劣化症状をお話しします。

先端の変色

パミールは劣化すると先端が変色します。花粉や黄砂の影響で他のスレート屋根で現象で劣化状態を確認するための判断材料です。

屋根材の先端がめくれる

屋根材の先端が何層もめくれた状態になります。パイ生地やミルフィーユのように先端がボロボロになるのです。層間のはくりという現象ですが、放置すると屋根材はますます崩れて破片が落下します。

釘の腐食

パミールは販売元のニチハも公表している通り釘の腐食問題があります。パミールを販売した際の付属の釘が腐食し、釘頭がなくなる現象です。ただ、釘の腐食は屋根に上がってはがして確認しなければなりません。多くの場合、劣化してパミールが落ちたりずれたりした際、屋根塗装専門業者に確認してもらって初めて知ります。

クレーターのような穴が表面に開く

パミールの表面にクレーターのような穴が開くのも特有の劣化症状のひとつです。斑点模様のようで塗装のはがれに見えても実際は穴が開いています。

パミールは屋根塗装ができない

パミールは屋根塗装ができない

「屋根塗装のようなメンテナンスをすれば大丈夫ではないか?」と考える方もいるかもしれません。パミールの場合、外壁塗装ができないのです。

パミールは層間のはくりという問題点があります。屋根塗装をするには高圧洗浄や下地処理をしなければなりません。高圧洗浄だけでダメージを受ける可能性があります。塗料を塗ってもパミール自体がはくりするため意味はなく、屋根塗装によるメンテナンスができないのです。

ニチハパミール不具合はカバー工法を推奨

ニチハパミール不具合はカバー工法を推奨

ニチハパミールの不具合はカバー工法か葺き替えを推奨します。カバー工法とは屋根の上に屋根を被せて問題を解決する工法です。屋根の葺き替えは屋根全体を新しいものに交換します。

▼合わせて読みたい▼

外壁リニューアル!「カバー工法」とは?施工に有効なタイミングとメリットを徹底解説|【豊橋市】外壁塗装・屋根塗装専門店

カバー工法

カバー工法は重ね葺きと呼ばれる工法です。既存屋根を撤去せずに新しい屋根材を被せます。既存の屋根の劣化が軽症の場合に適した工法です。スレートや金属屋根の他、アスファルトシングルならカバー工法ができます。屋根瓦は重量の問題があるため採用できません。重量が上のほうになるためバランスの悪さにより耐震性の問題が出てくるからです。

また、既存の屋根を残すために廃材が出ません。環境への意識が高まっている令和の時代に向いた工法とも言えるでしょう。すべてを新しくする葺き替えより、費用を抑えられるのもメリットです。

葺き替え

既存の屋根をはがして新しい屋根材に交換します。雨漏りやサビが全面に広がり少々の補修で対応できない場合に向いた工法です。パミールを使った屋根も問題をすべて解決できます。また、金属屋根に交換すれば住まいの重心が低くなるため耐震性の向上も期待できるのです。他にも防水シートまで交換するため、機能性も含めて屋根を一新できます。

ただし既存屋根を撤去するための処分費用が必要です。工期も長くなることが多い分、稼働する職人の人件費が増えるためトータルコストは高くなりがちです。

カトペンはパミールのカバー工法で問題を解決します

カトペンはパミールのカバー工法で問題を解決します

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店は豊橋市の地域密着、創業77周年を迎えた外壁塗装と屋根塗装の専門業者です。自社職人による品質の高いカバー工法や葺き替えができます。

ニチハパミール瓦に対しても、カバー工法の実績が豊富です。パミール瓦から金属屋根を被せることで、断熱性や遮音性や防水性まで屋根の機能性を向上できます。「自分の家の屋根はパミールかもしれない」という方もお気軽にご相談ください。パミール瓦のカバー工法を行ってきた実績からしっかりと見極めます。

カトペンでパミールから他の屋根に交換したい、カバー工法をしたいという方はぜひご相談ください。ホームページの問い合わせフォームの他、電話やメールでも承っております。ショールームもあり、サンプルもご自身の目でご確認できるためぜひお越しくださいませ。

カテゴリー:地域情報 外壁・屋根塗装知識 屋根塗装について 建材について 豊橋市

DATE 2024年7月23日(火)

豊橋市で戸建ての外壁塗装に業務用高圧洗浄機を使うメリットや基礎知識

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

豊橋市で戸建ての外壁塗装を検討するなら、内容を知りたい方もいるでしょう。たとえば、業務用高圧洗浄機を使うのもコストがかかります。「塗料を塗るだけでいいのではないか?」と考える方にはムダに感じられるかもしれません。ただ、外壁塗装の工程にはすべて意味があります。

業務用高圧洗浄機の目的は汚れを落とすためです。メンテナンスや外壁塗装を10年以上していないと、表面は非常に汚れています。カビや苔などが増殖している場合もあるでしょう。手作業で頑固な汚れを落とすのには限界もあります。外壁塗装専門業者は、業務用高圧洗浄機で徹底的にキレイにしてから外壁塗装をするのです。

そこで今回のお役立ちコラムでは高圧洗浄機の基礎知識や注意点をくわしくお話しします。

外壁の汚れは幅広い

外壁の汚れは幅広い

外壁には多くの汚れがあります。ダメージを与える外部要因から大切な住まいを守っているのが外壁です。太陽光や雨や風などダメージを与える要因はさまざまで、汚れも無視できません。以下は外壁が汚れる代表的な原因です。

  • チリやホコリ
  • 花粉
  • 苔や藻
  • カビ
  • サビ
  • もらいサビ
  • 排気ガス
  • 雨だれ
  • 換気扇からの排気汚れ
  • チョーキング現象

以下で各汚れについてくわしくお話しします。

チリやホコリ空気中には多くのチリやホコリが舞っています。外壁には凹凸があるために引っかかり付着します。チリやホコリが付着すると外壁はくすんだ色に。風の強い日はとくにチリやホコリが付着しやすいです。外壁が黒、グレー、茶色っぽい色になったらチリやホコリで汚れている可能性があります。
花粉花粉症の季節になったら外壁の汚れにも注意が必要です。春や秋に植物は花粉を出しますが、風に乗って外壁に付着して汚れます。黄色っぽい斑点や粉っぽい汚れが特徴的です。
苔や藻苔や藻も。外壁に付着することが多い汚れです。緑色や黒っぽい斑点状の汚れが特徴的です。住まいの周辺が湿気や緑の多い環境では気をつけたほうがいいでしょう。日当たりの悪さという条件が加わると繁殖しやすいです。ただし日光を好む苔や藻もいます。白い外壁だとよく目立ちます。
カビ黒・緑・茶色の斑点の汚れ、まだら模様の汚れです。苔や藻と同様に湿気が多く、直射日光が当たらない通気性の悪い場所で増殖します。たとえば住宅密集地や隣家との距離が近い外壁でよく見られる汚れです。白い外壁だとよく目立ちます。
サビ赤サビや白サビが発生します。赤サビは鉄の表面が空気や水に触れることで酸化した状態です。海水や塩分などは赤サビの原因となり劣化を進ませます。そのため海が近くの環境だと赤サビが発生しやすいです。また、白サビはアルミニウムや亜鉛表面に発生します。赤サビと同様に水分と酸素で発生するのが特徴です。

外壁にサビが発生するのは、外壁塗装による塗膜の劣化も関係します。金属サイディングやトタンのような金属外壁に、擦り傷や引っかき傷が付くだけでもサビは発生するのです。ただし金属サイディングは劣化でサビまで発生することはまれです。一方のトタンは、劣化の進行でサビだらけになることが多々あります。

参照:一般社団法人日本溶解亜鉛鍍金協会

もらいサビもらいサビという現象もあります。近くのサビた金属が付いた外壁にサビが発生する現象です。たとえば雨どいの金具が最初にサビます。次に雨水が外壁を伝うことでサビることもあるのです。もらいサビは窯業系サイディングやモルタル外壁のような金属以外でも発生するため注意が必要です。
排気ガス黒いすすや、グレーや茶色の汚れです。交通量の多い道路沿いや工場地帯に建っている住まいでよく見られます。白い外壁だとよく目立つ汚れです。
雨だれ窓サッシや換気フードから下に伸びる黒い筋は、雨だれという汚れです。外壁に付いた汚れが雨で流されても残るものもあります。その残った汚れが雨だれになるのです。放置すると汚れはますます濃くなって頑固になります。
換気扇からの排気汚れキッチンや浴室の換気口の周辺が黒っぽくなった汚れです。家から出ていく空気中のホコリや調理中の油汚れが一緒になって形成されます。
チョーキング現象外壁塗装で塗料を塗ると塗膜という外壁を保護するものができます。塗膜は顔料、樹脂、添加物が固まったものです。塗膜が紫外線や雨風や汚れから外壁を守っています。

ただし塗膜も経年劣化すると、機能性が失われるのです。塗膜が分離すると顔料が表面に出てきます。外壁に触れて指に付く白い粉は分離した顔料です。チョーキング現象は外壁塗装の機能がほぼ失われた状態と言えます。

このように外壁の汚れは多種多様です。汚れも軽いならまだホースで水を出して洗えば落とせます。ただ、放置して頑固な汚れになると落とすのはむずかしいでしょう。美観を損なうだけでなく外壁の劣化を早めます。

外壁が劣化して亀裂が発生した場合、雨天時に雨水が建物の中へ侵入するのです。防水シートという水対策の防水層もあるため、すぐには雨漏りになりませんが時間の問題です。防水シートも劣化すれば、台風のような暴風雨で大量の雨水が侵入します。雨水や湿気で木材が腐れば住まいを支える力は低下し、限界がくると倒壊の危険性もあるのです。

高圧洗浄機で汚れを落として外壁塗装

外壁塗装専門業者は汚れを落とすのに、業務用高圧洗浄機を使います。業務用洗浄機には、家庭用と業務用があります。家庭用高圧洗浄機は価格も安いですし、軽くて扱いやすいです。ただ、業務用のほうが圧倒的にパワフルで高い洗浄力を持っています。家庭用高圧洗浄機で落とせない頑固な汚れもキレイにできるのです。外壁塗装では塗装前の下準備として、必ず工程に組み込まれます。

  • 砂やホコリや雨だれなどの汚れもキレイにできる
  • はがれた塗膜やチョーキングなど劣化した古い塗膜もキレイにできる
  • 苔や藻やカビも洗い落とせる

苔や藻やカビは表面的にはキレイになっても根があると再び増殖するリスクがあります。その場合、特殊な洗浄剤を使ったバイオ洗浄で対策可能です。高圧洗浄では古い塗膜やサビは、サンドペーパーやブラシで研磨して除去します。下地処理でも行う作業で、業界用語ではケレンです。

業務用高圧洗浄で下地をキレイな状態にするのは外壁塗装専門業者なら当たり前の作業と考えましょう。逆に「うちは高圧洗浄をしないから大幅に値下げできます」と提案する業者は、悪質業者の可能性があるため注意してください。外壁が汚れた状態で外壁塗装をしてもまたすぐに不具合が出てもおかしくないからです。

高圧洗浄は家族全員の協力が必要

高圧洗浄ではいくつか注意点もあります。家族の協力も不可欠です。たとえば高圧洗浄をする際は養生をします。養生とは建築関係の場合、破損や汚れを防止するための保護や手当のことです。高圧洗浄は激しく水が飛び散ります。中には水がかかってはいけない設備もあるのです。たとえば以下が高圧洗浄で養生する場所です。

  • インターホン
  • 照明器具
  • コンセント
  • 換気口
  • 天窓など
  • 植物

コンセントや照明器具は水がかかれば壊れるだけではなく、ショートの危険性もあります。ショートして火花が散った場合、燃えやすいものに引火すると火災の危険性もあるのです。また、バイオ洗浄を行う際には植物にも養生します。カビや苔や藻を除去する洗剤のため、植物にかかると枯れるからです。

隣家に近い場合、水がかからないためにも養生します。基本的に外壁塗装業者に任せれば多くの場合、問題は起きません。ただ、一応家主も要望を伝えたほうがいいでしょう。とくにバイオ洗浄をするなら絶対枯らしたくない庭木や盆栽があるなら伝えておきましょう。物に隠れたり死角になったりして、確認しにくい場所にコンセントがあれば伝えたほうが無難です。

窓は鍵を閉めておき家族にも伝えておく

高圧洗浄中は窓を開けてはいけません。少しでも開けると激しい水が飛び込んできて大惨事です。家電にかかれば故障します。窓やドアなど水が入る可能性のある場所は閉めておきましょう。また、引き違い窓のように横に滑られて開く窓は鍵を閉めておきます。

業務用高圧洗浄のパワーは大きいため、鍵を閉めていないと開くリスクがあるからです。高圧洗浄をする日は家族全員に伝えておきましょう。

洗濯物にも注意が必要です。建物をキレイにする作業ですが高圧洗浄の水は飛び散ります。高圧洗浄の水以外に塗料が飛散する可能性もあるからです。洗濯物があると職人も配慮してスムーズに作業ができなくなります。

高圧洗浄の作業時間

高圧洗浄は約3時間〜8時間です。住まいの外壁の面積や形状で時間は変動します。汚れや古い塗膜の他、カビや苔や藻が広範囲にあるほど作業時間は長くなるでしょう。外壁だけなら半日はかかります。屋根塗装も含めれば丸一日かかってもおかしくありません。

その他、注意したいのは高圧洗浄終了後にすぐ外壁塗装には移れない点です。外壁材が乾燥するまで外壁塗装はできません。下処理程度ならできる場合もありますが、強引に塗装をしても水で塗料が垂れます。外壁塗装自体は早く終わってもすぐに不具合が出ればやり直しです。

豊橋市で戸建て外壁塗装を業務用高圧洗浄機でキレイにできるのはカトペン

豊橋市で戸建て外壁塗装を業務用高圧洗浄機でキレイにできるのはカトペン

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店は豊橋市の地域密着、外壁塗装と屋根塗装専門業者です。創業から愛知県東三河地域を中心に、実績を積み重ねてきました。住まいの劣化状況や外壁材などの素材を適格に見極めた提案ができます。優秀施工者国土交通大臣顕彰も受賞した元職人が、技術顧問として後輩に技術を伝えています。外壁塗装、屋根塗装や高圧洗浄も含めた工程の技術研鑽を欠かしません。

適切な足場と養生を行い近隣住民にも迷惑をかけない高圧洗浄や外壁塗装を提案します。カトペンへの戸建てに関する外壁塗装の相談は、ホームページの問い合わせフォームをご利用ください。電話やメールでもご相談を受け付けております。

カテゴリー:地域情報 外壁・屋根塗装知識 外壁塗装について 屋根塗装について 工法について 豊橋市

DATE 2024年7月19日(金)

戸建ての屋根塗装とは違う?豊橋市のアパート・マンションの台風対策の防水工事基礎知識

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

アパートやマンションの屋根は、台風による雨漏りを防ぐための防水工事が必要です。戸建てでは屋根塗装ですが、アパートやマンションの屋根の場合は防水工事を行います。

防水工事が必要なのは、台風のダメージで陸屋根や屋上の防水層が壊れると雨漏りにつながるからです。台風が通り過ぎたあとに降った雨で、雨漏りに気づく場合もあります。強風にあおられて飛んできたものが、下地や下地を水から守る防水層を傷つけることもあるのです。

多くのアパートやマンションの屋根は、陸屋根という平らな形状をしています。通常はウレタンやシートやFRPの他、アスファルト防水による防水層が施工されているでしょう。防水層のおかげで建物の中に水は侵入できません。そのため、雨漏りが発生している状況は防水層の劣化や破損の可能性が考えられるのです。

とくに建ててから10年以上経過していたら、台風の前に防水層が劣化していたかもしれません。そこで今回のお役立ちコラムでは、アパートやマンションの屋根を守る防水工事についてくわしくお話しします。

▼合わせて読みたい▼

豊橋市でマンションの外壁塗装!知っておきたい下塗り材の基礎知識

台風でアパートやマンションで雨漏りが起きるとオーナーや大家の責任

台風シーズンになるとアパートやマンションのオーナーは雨漏りへの不安が大きくなりませんか?

令和5年6月3日の台風2号の接近で、大雨による被害が出ました。市内全域に避難指示も出ています。家屋の床下浸水やがけ崩れによる道路の寸断なども発生しています。台風は多くの被害をもたらします。雨漏り以外に戸建てなら屋根の瓦や板金が飛ばされる被害です。

アパートやマンションで破損があると、原則、大家様が修繕費用を負担します。民法606条でも修繕の責任について決められているからです。

第六百六条賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない。

引用:e-GOV法令検索 (賃貸人による修繕等)第六百六条

民法に規定されているように、入居者の行為が原因で発生したトラブルなら大屋様も修繕費を請求できます。ただ、台風や経年劣化による防水層の劣化で雨漏りが発生すれば大屋様の責任です。

さらに陸屋根という平らな形状は、戸建てより雨漏りの危険性があります。平らで傾斜もあまりないため水はけが悪いからです。防水層の機能が限界を迎えると、早めに対処しなければ雨漏りが発生します。

雨漏りで入居者の住環境は一気に低下します。「なぜ対策をしていなかったのか」と大家の責任問題に発展しかねません。放置すれば退去者が続出してもおかしくないのです。「雨漏り対策をしていなかった」と噂が立てば、新しい入居者は激減する可能性もあります。

台風関係なく日頃から注意したい防水層の劣化サイン

台風関係なく日頃から注意したい防水層の劣化サイン

アパートやマンションの屋根や屋上で注意したい劣化サインがあります。メンテナンスをしないと雨漏りにつながりかねない劣化です。以下は日頃から注意したい屋根や屋上の劣化サインです。

  • 雑草の発生
  • ヒビ割れ
  • 防水シートがはがれや破れ
  • 排水口や周辺にゴミが溜まっている
  • これらの劣化が雨漏りにつながる理由をお話しします。
  • 雑草の発生

陸屋根に雑草が生えているなら要注意です。種、土やホコリ、水という条件がそろうと生えます。植物の種は鳥のフンや風などで飛ばされてきます。土やホコリも同様に風です。また、屋上に人が出入りするなら靴についた泥もあります。

雑草で注意したいのは水と根っこです。大雨や台風で一時的な水たまりができるのは仕方ありません。ただ、施工不良で傾斜不足になると水はけが悪くなります。そのため水たまりができて蒸発するまで消えません。傾斜以外では排水口や周辺にゴミが溜まっていると水はけが悪くなります。適切な傾斜があれば水は排水口の方へ流れていきます。ただ、排水口自体がゴミで詰まっていると流れていきません。

雑草の根っこは防水層まで張って傷つけている可能性があります。根っこにより傷ついた防水層では、下地まで水が流れて雨漏りにつながるのです。水たまりや排水口や周辺のゴミは簡単に確認できるため、日頃から意識してチェックしてみてください。ゴミで詰まっているなら掃除でこまめに取り除きましょう。

ヒビ割れ

ヒビ割れも劣化のサインです。雨風や太陽光の影響を受け、防水層を保護するトップコートという塗料が劣化します。防水層は水をシャットアウトできますが、雨風や太陽光の他、歩く人間の重みには弱いのです。そのためトップコートという防水層を保護する塗料で守っています。防水層の表面に現れるヒビ割れの多くはトップコートのものです。

トップコートのヒビ割れの次は、防水層の劣化が待っています。台風のような暴風雨でヒビ割れから大量の雨水が侵入すれば劣化は進むでしょう。

防水シートがはがれや破れ

アパートやマンションの陸屋根の防水工法の内、シート防水で発生する劣化です。シート防水のシートは複数枚を使って陸屋根の広範囲をカバーしています。そのためシートとシートの間には接合部が生まれるのです。劣化するとシート接合部がはがれたり破れたりします。

はがれや破れから雨水が侵入すれば、防水層にダメージを与えるのです。また、台風の際にあおられてシートが飛ばされるリスクもあります。

戸建ての屋根塗装とは違うマンションやアパートの防水工事

戸建ての屋根塗装は違うマンションやアパートの防水工事

戸建ての屋根塗装とは違い、マンションやアパートは防水工事で雨漏り対策をします。戸建ての屋根塗装では、シリコンやフッ素や無機など種類が豊富です。マンションやアパートの陸屋根の防水工事の場合、一般的に以下の4種類で施工します。

  • ウレタン防水
  • FRP防水
  • シート防水
  • アスファルト防水

これらの防水工事の特徴についてお話しします

ウレタン防水

ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗って防水層を形成します。ウレタン防水は排水口やその周辺のような複雑形状でも施工可能です。防水層は軽量のため、重みによる建物への負担を軽くできます。コストもFRP防水と比較するとリーズナブルです。シート防水のように、接合部や継ぎ目もないため仕上がりを均一にできます。

ただし乾燥まで時間がかかるため工期は長くなります。また、人の手で塗るため、職人の熟練度により仕上がりに差が出やすいです。

FRP防水

繊維強化プラスチックに補強材であるガラス繊維を混ぜて耐久性を高めています。下地に凹凸がある場所でも施工可能です。下地に既存の防水層があっても撤去不要で、上から施工できます。重みにも強いため人が頻繁に出入りするマンションやアパートの屋上に適した防水工法です。新築のベランダにもよく採用されています。

耐久性以外に高い耐熱性や耐水性を備えているのも強みです。ウレタン防水と比較すると乾きやすいため短工期で施工できます。

ただしウレタン防水やシート防水と比較するとコストは高めです。臭気が強いため、施工前に入居者全員に伝えておきましょう。伸縮性がない分、広範囲の施工でヒビが入りやすいです。伸縮性がある木造の建物には向いていません。紫外線に弱いため、防水層の保護塗料であるトップコートは必須です。

シート防水

シート防水は下地にシートを貼り付ける工法です。ゴムシートと塩化ビニールシートがあります。ゴムシートは合成ゴム系で、接着剤やテープで貼り付ける工法です。コストも低く工期も短くて済むため、部分的な応急処置でも採用されています。

塩化ビニールシートは塩化ビニール樹脂を下地に貼り付ける工法です。カラーやプリントなど高いデザイン性を備えています。一部の塩化ビニールシートでは、歩行可能なものもあります。紫外線や熱に対して強いのもメリットです。

シート防水は貼り付ける工法のため、ウレタンやFRP工法やアスファルト工法より手間がかかりません。ただし、シートとシートの接合部分は職人の熟練度で差が出ます。技術力が低い職人の施工だとわずかな隙間でも雨水が侵入するリスクもあるのです。また、高層マンションで強風が吹くような場所だと飛ばされるため向いていません。

アスファルト防水

アスファルトを含ませた特殊なシートを下地へ貼り付ける工法です。古くからあり、日本で初めて施工されたのは100年以上前という話もあります。令和になっても施工されるのは信頼されている証明です。

高い防水性能を誇りますが、歩行のために保護モルタルを施工します。重くなるために建物への負担が大きく木造建築には適していません。

豊橋市で台風シーズンの前にアパートやマンションの防水工事をするならカトペン

豊橋市で台風シーズンの前にアパートやマンションの防水工事をするならカトペン

カトペンは豊橋市と豊川市で地域密着の外壁と屋根塗装工事専門店です。戸建ての屋根塗装はもちろん、アパートやマンションの平らな陸屋根の防水工事もお任せください。

防水工事を契約する施工業者の選定は慎重な判断が求められます。施工場所や状態により適切な工法を選ぶ専門知識や経験も必要です。施工費用が安いからと、施工実績が少ない業者と契約すると思わぬ事故が起こる場合もあります。施工したばかりのシート防水のシートが強風で飛んでしまい、周辺の建物の窓に突っ込めば大事故です。

ウレタン防水もただウレタン樹脂を塗るのではなく技術力が求められます。塗り残しがあればそこから雨漏りにつながる可能性もあるのです。

カトペンは大手ゼネコンの新築物件や官庁の公共の塗装工事も請け負った実績があります。豊橋市のマンションやアパートの屋根の防水工事の相談は、ホームページの問い合わせフォームで受け付けております。電話やメールでもお気軽にご相談ください。

カテゴリー:アパート・マンション 修繕工事について 地域情報 外壁・屋根塗装知識 豊橋市 雨漏りについて

DATE 2024年7月12日(金)

豊橋で屋根塗装をするための塗料の基礎知識!機能性や耐用年数ガイド

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

豊橋市の戸建て住まいで初めて「屋根塗装」を検討中なら、塗料の知識が必要です。専門知識は不要ですがある程度知っておくと、塗料選びや塗装のタイミングを適切に判断できます。

本州のほぼ中心にある豊橋市は温暖な気候で冬も雪がときおりちらつく程度です。ただ、温暖化の影響で気温は上昇傾向にあります。真夏は30度を超え、熱中症の危険性も高まる気候です。

屋根は屋根塗装により作られる塗膜という膜で保護されます。真夏の厳しい日差しも塗膜があるため屋根に直接当たりません。ただ、塗膜は劣化します。屋根塗装の塗料には耐用年数があるからです。耐用年数は機能が保てる塗料の寿命を示しています。塗料にはアクリルやウレタンの他、フッ素、無機塗料などさまざまですが、耐用年数は異なるのです。また、耐用年数以外に機能性も異なります。

そこで今回のお役立ちコラムでは、豊橋市で戸建て住まいの屋根塗装を検討中の方に塗料の基礎知識をくわしくお話しします。

▼合わせて読みたい▼

外壁リニューアル!「カバー工法」とは?施工に有効なタイミングとメリットを徹底解説|【豊橋市】外壁塗装・屋根塗装専門店

 

屋根塗装が必要なのは紫外線や雨風での劣化を防ぐため

屋根塗装が必要なのは紫外線や雨風での劣化を防ぐため

屋根材は一般的に大きく4種類あります。

粘土系
  • 日本家屋でよく見られる瓦
  • 神社仏閣にも使われている
  • 和瓦や洋瓦がある
  • 耐久性・遮音性・断熱性・耐熱性・耐火性に強み。
  • 日本の気候風土に合った瓦。ただし重量がある
セメント系
  • セメント製
  • 厚形スレートとも呼ばれる
  • 耐火性や遮音性がある
  • ただし日本瓦より割れやすい
  • 重量もある
スレート系
  • コロニアルやカラーベストと商品名で呼ばれることも
  • セメント成分に繊維質の材料を混ぜて作る
  • 豊富なデザインとカラーバリエーション
  • リーズナブルな価格
  • 耐火性・断熱性に強み
  • 暴風雨に弱い
  • 定期的な塗装が必要
  • 薄いため人が踏むと割れるほど耐久性は低い
  • 苔やカビが発生しやすい。
金属系
  • トタンやガルバリウム鋼板など
  • ガルバリウム鋼板は耐食性・耐熱性・熱反射性・耐火性がある
  • トタン屋根と比較して耐久性も高い
  • カラーバリエーションも豊富
  • 粘土瓦より軽量
  • 同じ金属系のトタンと比較して防錆性が高い
  • ただし断熱性は低い。夏場の熱が問題。
  • 衝撃に弱い
  • 薄いため防音性が弱い

これらの屋根材はメリットもあればデメリットもあります。共通して言えるのは、耐久性や耐候性があってもすべての屋根材は劣化することです。太陽光の赤外線の熱や紫外線、雨や風でダメージを受けます。

1年程度では劣化しませんが、数年もダメージを受け続けるとヒビや割れなどの劣化症状が出ます。巨大な岩石も風や雨により削られるのと同じです。屋根材の寿命を長くしたいなら、塗料による屋根塗装という選択肢が出てきます。

▼合わせて読みたい▼

クリアー塗装とは?メリットとデメリットを塗装専門店がくわしく解説!|【豊橋市】外壁塗装・屋根塗装専門店

塗料が戸建ての屋根を守る仕組み

屋根塗装で屋根材を守れるのは、塗料による塗膜があるからです。塗膜が雨風や太陽光などから屋根材が直接ダメージを受けないようにしています。

塗膜は塗料が乾いて残った成分が固まったものです。塗料は「顔料」「樹脂」「水や溶剤」「添加剤」で構成されています。

顔料とは物に色をつける成分です。樹脂は元々松ヤニや、うるしのような樹木の樹液が固まったものを指していました。化学の進歩で石油や石炭などの原料にした人工的な合成樹脂が登場しています。塗料に含まれるのはその合成樹脂です。

水や溶剤は、樹脂を溶かしたり薄めたりするために含まれています。溶剤の代表例はシンナーです。添加剤は塗料の性能を高めるために含まれる、防カビ剤やつや消し剤などがあります。

屋根材に塗料を塗ると「残って塗膜になる成分と残らない成分」に分けられます。残って塗膜になるのは顔料・樹脂・添加剤です。水や溶剤は揮発して気体になり残りません。残った成分は乾燥して固くなった状態となり、塗膜として残ります。その塗膜が屋根材を保護するのです。

屋根塗装で押さえておきたい機能性

屋根塗装で押さえておきたい機能性

屋根に限らず外壁でも押さえておきたいのが機能性です。塗料の機能性は大きく分けて「保護」「美観」「特別な機能」があります。3つの機能に関して以下でくわしくお話しします。

保護

屋根塗装をすることで下地である屋根材を守れます。雨や風や紫外線はもちろん、排気ガスや雪や熱も屋根材の劣化を進める要因です。塗膜が外部からのダメージ要因をシャットアウトします。保護されることで屋根材は長持ちするため、安心できる住環境を保てるのです。

美観

美観とは見た目の美しさに関することです。塗料自体に色や模様や光沢を持っています。住まいの外観は見る人の印象を左右する重要な要素です。屋根も視界に大きく入るためおろそかにできません。

特別な機能

塗料が付与できる特別な機能は本当に幅広いです。以下は代表的な機能の一例です

  • 遮熱性
  • 耐熱性
  • 防火性
  • 防汚性
  • 防水性
  • 防錆性
  • 防音性など

たとえば遮熱性能があると室内の気温上昇対策ができます。真夏に住まいの温度が上昇するのは太陽光の赤外線が理由です。赤外線が屋根や外壁に当たると表面温度を上昇させます。また、当たった屋根材や外壁は熱を蓄えて放出するのです。そのため室内は熱い状態が続きます。遮熱塗料は太陽光を反射させるために、屋根材や外壁材への熱による影響を抑えられるのです。

他にも、屋根材や外壁材の高熱が室内に伝わりにくくなる断熱機能が高いものもあります。雨と一緒に汚れが落ちる防汚機能までさまざまな機能性を持たせた塗料が販売されています。

塗料の種類と特徴

塗料の種類と特徴

塗料の耐用年数は塗膜が劣化して機能性を失うまでの期間です。以下は一般的に使用されている塗料と耐用年数です。

塗料の名前耐用年数
アクリル約3~5年
ウレタン約5~7年
シリコン約7~10年
フッ素約10年~15年
無機塗料約10年~15年

耐用年数は絶対的な数字ではなく、あくまで目安と考えてください。建っている場所次第で、住まいの負担が変わるからです。たとえば、工場の近くや交通量の多い場所だと、排気ガスや煤(すす)があります。海の近くなら潮風は塗膜にダメージを与える要因です。他にも毎年大雪が降るような場所や、真夏でとくに温度上昇する場所があげられます。耐用年数はあくまで期待できる耐用年数です。次は各塗料の特徴をくわしくお話しします。

アクリル

アクリル塗料とは「アクリル系の合成樹脂」が使われている塗料です。高い透湿性があるため湿気の影響が大きくなる場所に塗装されることがあります。ただ、シリコン塗料やフッ素塗料など、高い耐久性と機能性を持つ塗料の登場で採用は減りました。価格は塗料の中でも低価格ですが、耐用年数は約3〜5年程度です。メンテナンス頻度が多くなるため、コストパフォーマンスは高くありません。

ウレタン

ウレタン樹脂の塗料です。シリコン塗料が出るまではよく採用されていました。アクリルより高額ですが、他の塗料と比べると安い部類に入ります。アクリルより耐用年数は長いため、コストとのバランスがいい塗料です。また、耐摩耗性という点に強みがあります。屋根以外に鉄階段や手すりの他、雨戸などに塗られています。ただし、長期的に屋根塗装を持たせる場合では向いていません。

シリコン

価格と機能性のバランスがいい塗料です。アクリル、ウレタンと代わり主流となっています。カラーバリエーションの豊富さもよく採用される理由です。水へのなじみがいい親水性も有しています。親水性が高い場合、雨が降ると汚れも一緒に流れるのがメリットです。ガラスや鉱石と同じ構造をしているため、雨風や日差しに強い高耐候性があります。

フッ素塗料

フッ素塗料は幅広い天候に対抗できるだけの高い耐候性があります。施工コストは高額ですが、約10年以上の耐用年数を持っています。アクリルは約3年〜5年の耐用年数ですから、10年保たせるには最低2回〜3回の屋根塗装が必要です。コストは安いですがあくまで塗料の価格に過ぎません。屋根塗装の施工費も考えると一度で済むフッ素塗料のほうが安くなるという考え方もあります。

他にも汚れにくい防汚性能があるのも強みです。雨が降るだけで屋根の汚れを洗い流せます。屋根の美観と劣化につながる苔やカビなどの抑制機能も期待できるのです。また、遮熱機能の高さもあります。高い遮熱機能は太陽光の熱で屋根が暑くなり過ぎるのを防ぐのです。真夏は住まいの中で熱中症になる方も少なくありません。子供や高齢者は熱中症のリスクが高いため、フッ素塗料は有効な対策と言えるでしょう。ただし塗膜の硬さからヒビ割れが起きやすいという注意点もあります。

無機塗料

無機塗料はセラミックやケイ素のような無機物を配合しています。超耐候性と言えるほど、雨風や紫外線への強さを持っています。1度施工すれば15年以上長持ちするのがメリットです。雨風や紫外線に強い耐候性や汚れに強い低汚染性能もあります。フッ素塗料と同様に苔やカビの発生も抑えられるため、美観の維持という面でもメリットがあるのです。

遮熱性も高いため、熱中症対策も期待できます。高い遮熱性があるとエアコンの効率的に稼働させられます。室内の気温上昇を抑えられるため、設定温度まで下げるための稼働時間が短くなるからです。エアコンの消費電力が効率的になることで電気代の節約が期待できます。

▼合わせて読みたい▼

持続可能な美観を実現!無機塗料でマイホームを守るメリットとは?耐候性の高い無機塗料とは?

豊橋市で戸建ての屋根塗装のことは外壁・屋根塗装工事専門店のカトペンです

豊橋市で戸建ての屋根塗装のことは外壁・屋根塗装工事専門店のカトペンです

外壁・屋根塗装のことなら豊橋市の地域密着株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店にお任せください。大手塗料メーカーアステックペイント運営のプロタイムズ加盟店です。遮熱性や耐久性や防汚性までさまざまな機能を持ったアステックペイントの塗料を提案できます。

アステックペイントは品質の高い施工ができる業者にしか商品を販売しない方針です。そのため屋根塗装の要望に応えられる自信がカトペンにはあります。

おかげさまで、全国展開の住宅塗装ネットワークでは4部門で1位を獲得しました。お客様満足度、店舗展開数、施工累積棟数や建物診断累積数での1位です。豊橋市での屋根や外壁塗装のご相談は、ホームページの問い合わせフォームで受け付けております。メールや電話でも相談無料、見積もり無料、診断無料なのでお気軽にご相談ください。

カテゴリー:地域情報 塗料について 外壁・屋根塗装知識 屋根塗装について 豊橋市

DATE 2024年6月9日(日)

騙されないで!豊橋市でマンションの外壁塗装をするなら業者の資格の確認を忘れずに!

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

戸建て住宅ではよく行われている「外壁塗装作業」ですが、アパートやマンションでは、塗装を行う「業者」の選び方に注意すべきです。建物の資産価値を維持するためには、定期的な外壁塗装や全体のメンテナンスが必要です。ここに目をつける悪質業者が今も存在しています。

マンションの外壁塗装は、建物の資産価値を維持するために欠かせないメンテナンスです。しかし、そこにつけ込む悪質業者が存在することも事実です。豊橋市にお住まいのマンションオーナー様、管理組合様は、悪質業者に騙されないために、正しい知識を身につけておく必要があります。

今回のお役立ちコラムでは「アパート・マンションの外壁塗装に対する悪質業者への注意」をお伝えしたいと思います。

▼合わせて読みたい▼

マンション大規模修繕費用とは?知っておきたい3つのこと

マンションの外壁塗装には専門的な知識が必要です

マンションの外壁塗装には専門的な知識が必要です

外壁塗装は、一般的な塗装業者であれば確実に工事依頼を受けてくれます。仮に、自社施工をしていない場合であっても、施工業者を斡旋するという方法で工事依頼を獲得する業者は少なくありません。

しかし、実際に工事依頼を出した後で、実は全く別の業者による工事が行われるのは気持ちが良いものではありませんよね。そのため、工事を依頼する業者はしっかりと吟味しなければならないのです。

そして、しっかりと外壁塗装に対する知識を持った業者を選ぶようにしましょう。

外壁塗装は、施工自体に資格が必要な工事ではありません。しかし、外壁塗装をする際に持っていると安心できる資格というものが存在します。その資格について簡単にご紹介しましょう。

一級塗装技能士

塗装業に携わる職人であれば、その技術力の高さの証明のためにも持っておいて欲しいのが「一級塗装技能士」です。資格取得には学科試験と実技試験があり、合格率は50%と言われています。

塗装に対する高い知識が必要であり、それに伴う技術がなければ取得することはできません。つまり、一級塗装技能士を取得できる業者であれば、一定レベル以上の仕上がりを期待できるという判断ができるわけです。

外装劣化診断士

建物の劣化状況を正しく判断することで、通り一遍の作業ではなくなります。言われた作業を淡々とこなせる技術力は最低条件です。そこからさらに踏み込んで「どんな状況だからこの方法や材料を使用すべき」という判断ができるようになるための資格が「外装劣化診断士」という資格になります。

この資格が役立つのは、実際の作業よりも前の「事前調査」段階です。見積りを作る段階でどれだけ劣化しているかを判断し、的確な対処方法を提示・提案することができれば、最良の方法で工事が可能となるのです。

アパート・マンションの外壁塗装工事を優良業者に依頼するための確認事項

アパート・マンションの外壁塗装工事を優良業者に依頼するための確認事項

優良業者には、いくつかの共通する特徴があります。これらを満たす業者を選んで、後悔のない外壁塗装を依頼してください。

優良業者は、以下のような特徴を持っています。

  • 豊富な実績:これまでの工事実績を積極的に公開しており、信頼性が高いです。
  • 有資格者が在籍している:一級塗装技能士や外装劣化診断士などの資格を持つ職人が在籍しており、専門知識と技術力に優れています。
  • ショールームの所有:実際の施工例をショールームで確認できるため、仕上がりのイメージを掴みやすいです。

豊富な実績:直近の工事履歴を確認する

優良業者は、一般的に「工事履歴を開示している」という特徴を持っています。工事実績を見せることで、どれだけの技術力を持っているかを明確にし、直近の工事がいつ行われているかが信頼の証となるのです。

月間の現場数が分かれば、どれだけ人気がある業者なのかが見えてきます。どんな工事をしたかが分かれば、業者が対応できる工法や使用できる材料も確認できるでしょう。

これらを隠さないのは、優良業者としての自信の表れです。

有資格者が在籍している

優良業者の多くは、在籍する職人の資格取得にも率先的に臨んでいます。資格取得のための資金援助や、講習会の参加も義務付けている場合もあるので、必然的に有資格者の在籍が増えていきます。

資格があるから優良業者なのではなく、資格取得することで職人一人ひとりのレベルが高くなり、施工レベルも向上することから優良業者となることができるのです。

もちろん、資格はあくまでも証明書なので、座学だけで取得できる資格の場合は実力が伴わない場合もあります。しかし、建築業の資格は活用するものばかりなので、有資格者は総じて実力者であるケースが非常に高いです。

ショールームを所有している

一般的な塗装業者の場合、塗料メーカーの用意した色見本やサンプル資料によって色の確認や質感を提示するのですが、実際に施工した時にそれら資料と同じ仕上がりになるとは限りません。光の当たり方や周囲の環境によっては、非常に明るくなってしまったり、暗くなりすぎたりしてしまうのです。

そのため、優良業者では「実際の施工状況」を提示するためのショールームを所有しています。このショールームの維持にも高額なコストがかかるため、ショールームを維持できるだけの実績があるということが一目でわかります。

不動産業者が住宅展示場に物件を用意するのとは違い、塗装業者のショールームは自社専用のショールームになります。複数業者が集まって展示しているわけではないので、その存在だけでも信頼できると言えるでしょう。

実際の施工状況を確認できるため、施工後の見た目に触れることができるのです。

▼合わせて読みたい▼

豊橋市で評判の外壁塗装業者を探す!リアルな口コミで見つける地元の優良業者ガイド

豊川エリアの外壁塗装業者どこが信頼できる?リアルな口コミ&評判ガイド2024

アパート・マンションの外壁塗装工事にはびこる悪質業者の特徴

アパート・マンションの外壁塗装工事にはびこる悪質業者の特徴

優良業者に共通する特徴があるように、悪質業者にも特徴的な行動が確認できます。ここでご紹介するような行動が確認できた場合、一度業者の情報を確認することをおすすめします。もし騙されてしまうと、住民にも迷惑をかけることになってしまうかもしれません。

悪質業者は、以下のような手口でマンションオーナーや住人を騙そうとします。

  • 飛び込み訪問販売:マンションに突然訪問し、建物の劣化状況を誇張して不安を煽り、契約を迫ります。
  • 不当に安い見積もり:適正価格よりも大幅に安い見積もりを提示し、契約後に追加料金を請求したり、手抜き工事をしたりします。

飛び込み訪問販売

悪質業者と呼ばれる存在は、決まって飛び込み営業をしています。建物の調査に繰り出すことは悪いことではありませんが、ここで工事依頼を獲得しようという行動に出るため、後で揉める原因となってしまうのです。

マンション管理人や住人などに対し、建物の劣化状況などを言葉巧みに訴えていきます。そして「放置すれば資産価値が下がる」「このままだと雨漏りが発生する」など、不安を煽るようなことを伝えていくのです。

戸建て住宅の場合、この段階で話している人物が家主であることがほとんどなので、このまま契約まで話を持ち込もうとします。

しかし、マンションの場合、必ずしもオーナーや決定権のある人物でなければならないわけではなく、工事依頼を出させるために訴えを起こしてくれる「住人」でも問題がないのです。

質が悪いことに、住人を巻き込んで工事の必要性を管理者やオーナーにあげさせるため、工事を検討せざるを得ない状況が発生してしまいます。その際、業者の紹介までされれば使わないというわけにはいきません。

そのまま問題を提示され、調査段階まで悪質業者に入らせてしまうと、その後待っているのは「粗悪な工事」かもしれないことを覚えておきましょう。

不当に安い見積もり:調査をせずに見積りを出す

悪質業者の常套手段が「非常に魅力的な見積り金額」です。外壁塗装やメンテナンス費用というのは、適正価格が存在します。使用する材料費を下回るような見積りは出せません。しかし、悪質業者はかなりギリギリの見積りを平気で出してくるのです。

仮に相見積を取られたとしても、確実に工事依頼が取れるであろう金額を提示するため、後でどんなトラブルが発生するかがわかりません。

しかも、概算見積りとしてではなく、その金額で工事するという断定までするので、金額的に魅力的であれば飛びついてしまうオーナー様は少なくないのです。

そして、この流れで契約してしまった場合「クーリングオフの対象にできない」というのが大きな問題だということを覚えておきましょう。

戸建て住宅の場合、飛び込み営業から契約締結までを瞬間的に行うため、訪問販売の規制対象にできます。しかし、マンション住人を巻き込み建物の調査をさせ、見積り提示までを日数を使って行ってしまった場合、マンション側が連絡をして業者を招いてしまう流れになることが一般的です。

この時点で、工事をする意思があって「自主的に」行動をしているとみなされてしまうのです。そのため、悪質業者による誘導工事だったとしても、それをクーリングオフで対処するのは非常に難しいでしょう。

マンションの資産価値を守る!外壁塗装なら豊橋市のカトペンへ

マンションの資産価値を守る!外壁塗装なら豊橋市のカトペンへ

マンションは戸建てとは違い、訪問販売のような特定商取引法違反としてクーリングオフできるとは限らないことを覚えておきましょう。ただし、恐怖誘導からの契約締結までが飛び込み営業と同時であれば、クーリングオフできることもあるので、判断に困った場合には消費者センターに一度相談してみてください。

このような被害に遭わないためにも、特定のメンテナンス業者との付き合いを持っておくことをおすすめします。定期メンテナンスを依頼でき、建物の劣化状況等にも理解を深めてくれる業者が近くにあれば、悪質業者の罠にハマらずに済むはずです。

豊橋市のマンションであれば、株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店にご相談いただければ適切に対応させていただきます。ぜひご連絡ください。

カテゴリー:アパート・マンション 地域情報 塗装業者の選び方 外壁・屋根塗装知識 豊川市 豊橋市 資格

DATE 2024年6月9日(日)

サーラで使われる外壁材とは?塗装時のハウスメーカーと塗装専門業者の違いも紹介

外壁塗装・屋根塗装はカトペンへ!

お役立ちコラムをご覧いただきありがとうございます。

豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

屋根・外壁塗装工事はお任せください!


外装劣化診断士の小黒です!

「サーラ」は、快適な住み心地と耐久性に特化した家づくりを行っているハウスメーカーです。愛知県内7か所、静岡県内1か所に総合展示場を設けており、住宅の技術や基本性能をわかりやすく紹介しています。

しかし、さまざまな場所に総合展示場を設けているハウスメーカーの住宅でも、定期的に外壁を塗装しないと建物は劣化します。したがって、長く住み続ける上で外壁塗装は欠かせません。

もしかすると、

ハウスメーカーに外壁塗装の相談をしないと!

と思った人もいるでしょう。

しかし、少しお待ちください!

ハウスメーカーではなく、塗装専門業者に任せた方が良いかもしれません。

なぜなら、ハウスメーカーと比べて塗料の種類が多いからです。塗装専門業者の場合、ハウスメーカーでは取り扱っていない高品質の塗料を使用できます。しかも、ハウスメーカーで扱う塗料と似た性質のものを安く提供できるため、施工費用を抑えることも可能です。

そこで今回のお役立ちコラムでは、サーラの住宅で使用されている外壁材を紹介しながら、外壁塗装時のハウスメーカーと塗装専門業者の違いをお話ししていきます。

▼合わせて読みたい▼

ハウスメーカーと塗装業者の外壁仕上げ:意外と知らないコストパフォーマンスの真実

サーラの特徴

サーラの特徴

はじめに、ハウスメーカー「サーラ」の特徴を見てみましょう。

サーラは顧客のニーズに応えるため、注文住宅・分譲住宅・土地・リフォーム・資産活用まで、住まいに関するサービスをワンストップで提供しているのが特徴です。

サーラのこだわりは、地域社会との調和を重視した家づくりにあります。100年以上の歴史を持つサーラグループの一員として、地域と共に成長し、地域と共に歩む企業理念を持っています。「お客さま主義、住み心地主義、調和主義」の理念のもと、地域社会や自然環境と調和する理想の住まいを実現しています​​。

また、サーラでは一泊二日で住み心地を体感できる「お泊まりハウス」も提供していますので、購入前にサーラの住宅で模擬生活を送ることが可能です。以上のことよりサーラは、お客さまの視点に寄り添いながらサービスを展開しているハウスメーカーだと言えます。

サーラでは外壁に窯業系サイディングが使われている

サーラでは外壁に窯業系サイディングが使われている

窯業系サイディングとは、セメントや粘土などの素材を主成分として製造された外壁です。防火性や施工のしやすさから、多くの住宅に用いられています。

主なメリットとして、コストパフォーマンスの良さやデザインの多様性が挙げられます。価格帯は1㎡あたり3,000円から10,000円程度と比較的低価格です。レンガ調から木目調など多岐にわたるため、さまざまなデザインの住宅に対応できます。

さらに、メンテナンスがしやすい点も魅力の一つです。耐用年数は20~30年で、適切なメンテナンスを行えば長期間にわたって性能を保てます。

一方、デメリットは熱が蓄積しやすく、夏場に外壁が高温になる恐れがあることです。内部に熱が伝わってしまい、冷房効率低下のリスクがあります。

また、湿度が高い環境に建っている場合、シロアリが発生しやすいのもデメリットです。シロアリは湿った木材を好みます。湿度の高い場所だとサイディングの裏側が湿りやすくなるため、シロアリの被害に悩まされる可能性が高くなるでしょう。

窯業系サイディングは必ず経年劣化が起きる

窯業系サイディングは時間が経つと、必ず劣化が起こります。窯業系サイディング材のおもな劣化内容は以下が挙げられます。

  • サイディング材をつなぐシーリング材が劣化する
  • チョーキングが発生する
  • サイディング材の反り・浮き・ヒビ割れが発生する
  • サイディング材の表面にカビ・汚れ・変色が発生する
  • 凍害でサイディング材が割れる

それぞれをくわしくお話ししていきます。

窯業系サイディング材のおもな劣化症状①シーリング材の劣化

サイディングボード同士を繋ぎ合わせるシーリング材が劣化し、雨漏りを招く恐れがあります。

窯業系サイディング材のおもな劣化症状②チョーキング

塗膜が劣化して粉状になり、最終的に塗膜が剥がれてしまう現象​​です。保護層の剥がれにつながるでしょう。

窯業系サイディング材のおもな劣化症状③反り・浮き・ヒビ割れ

サイディングボードの反りや浮き、ヒビ割れが発生し、建物を支えきれなくなる恐れがあります。

窯業系サイディング材のおもな劣化症状④カビ・汚れ・変色

外壁のカビや汚れが蓄積し、見た目が悪くなってしまうでしょう。

窯業系サイディング材のおもな劣化症状⑤凍害

水分が凍結し膨張することでサイディングボードが割れる現象​​です。

窯業系サイディング外壁が劣化した場合の対処法

劣化した場合の対策として、適切なメンテナンスや必要に応じた補修・張り替えが重要です。耐用年数は約20~30年とされていますが、使用している塗料によって、メンテナンスの周期は異なります。

メンテナンスや補修において、初期のコストを抑えることも大切かもしれません。しかし、耐用年数が長い塗料を選択すればランニングコストを抑えられるため、一概に安い塗料を選んだ方が良いとは言えないでしょう。

外壁塗装時のハウスメーカーと塗装専門業者の違いは?

外壁塗装時のハウスメーカーと塗装専門業者の違いは?

外壁塗装時のハウスメーカーと塗装専門業者の違いを、項目ごとに見てみましょう。

①トータルの支払費用

トータルの支払費用は塗装専門業者の方が安く済みます。理由は、外壁塗装の流れにあります。

ハウスメーカーは受注後、基本的に下請け業者に作業を依頼するため、施工主は中間マージンの負担をしなくてはいけません。一方、塗装専門業者は基本的に下請け業者へ作業を依頼しないため、中間マージンは0です。したがって、塗装専門業者に依頼した方が安いのです。

なお、ハウスメーカーに依頼した場合、塗装専門業者への依頼と比べて支払費用が20~50%高くなると思った方が良いでしょう。

②塗料の種類

塗料の種類は、塗装専門業者の方が多いです。ハウスメーカーでは、社内規定によって取り扱えるブランドの塗料が決まっているため、種類が限られます。

しかし、塗装専門業者の場合、ハウスメーカーと比べて規定が緩く、さまざまなブランドの塗料を扱っています。選択肢が多い分、理想とするデザインの外壁塗装を叶えやすくなるでしょう。

外壁塗装時の塗装専門業者の対応

外壁塗装時の塗装専門業者の対応は、以下の流れで進みます。塗装期間は天候や住宅の状況によって異なりますが、今回は外壁塗装の期間を10日と仮定して、一般的な流れを紹介します。

①ご挨拶・塗装準備(1日)

工事の開始前に、近隣住民への挨拶回りを行い、工事の実施を知らせます。塗料の飛散や塗料特有の臭いによるトラブルを防ぐことが可能です。

②足場の設置(1日)

安全かつ効率的に塗装作業を行うため、足場を設置します。足場の崩落を避けるために、専門の技術と設備が必要です。

③塗装前の洗浄(1〜3日)

高圧洗浄によって、外壁の汚れや古い塗膜の粉を落とします。汚れが落ちない場合は、バイオ洗浄を使用して洗い流します。

④塗装工程(計5日)

塗装工程を細かく分けると、以下の作業にわかれます。

・養生

養生とは、塗装作業において塗料の飛散を防いだり、不要な場所に塗料がつかないように保護したりする工程です。窓や扉、庭の植物など塗装しない部分をマスキングテープや養生シートで覆います。

塗装範囲を明確にすることで、作業の効率化と仕上がりの品質向上を実現させます。

・下塗り

塗料の密着を良くするため、下塗り作業を行います。外壁に仕上げの塗料を接着させて、塗料の剥がれを防ぐ効果が期待できるでしょう。

・中塗り

中塗りとは、下塗りした塗料の上から再度塗料を塗ることです。塗膜の厚みを確保し、耐久性を高めるために行います。ただし、塗料によっては中塗りを省略するケースもあります。

・上塗り

上塗りとは塗装の最終工程で、中塗り(もしくは下塗り)の上に塗料を塗ることです。塗料の性能を最大限に発揮させる上で重要です。雨水をはじき、建物を保護する効果が期待できます。

⑤点検と手直し

塗装の仕上がりをチェックし、必要に応じて手直しを行います。

⑥片づけと足場の解体・撤去

すべての作業が終わったら、足場を解体し、作業場所をきれいに片付けます。⑥が終わったら、外壁塗装は完了です。

サーラの外壁塗装のご依頼はカトペンへ!

サーラの外壁塗装のご依頼はカトペンへ!

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店では、サーラの外壁塗装経験を持っています。外壁塗装の場数を積んできた名工が在籍していますので、安心してお任せください。

▼合わせてチェックしたい▼

カトペンで施工したサーラ施工のお住まいの事例

しかも当店は、アステックペイントの認定店であるため、他社と比べて長い期間塗装効果が持続する塗料を多数扱っています。さまざまな用途の塗料を扱っていますので、オリジナル性を出したい人にもピッタリです。

さらに、外壁塗装診断士や雨漏り診断士の資格を保有するスタッフが外壁の状況を調査しますので、細かい劣化も見逃さないように調べることが可能です。

外壁塗装を利用した地域の方々からも、喜びの声を多数いただいております。フレンドリーなスタッフが真摯にお答えしますので、外壁に関する相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

カテゴリー:ハウスメーカーVS塗装専門店 劣化症状について 地域情報 塗装業者の選び方 外壁・屋根塗装知識 豊川市 豊橋市 費用について

62件

2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728 
来店予約でQUOカード500円分プレゼント
無料雨漏り診断
外壁塗装セミナー
リフォームアワードNo.1
2019年度遮熱塗料シェアNo1
失敗しない色決め!透けるとんシートとは?
お客様の声
リフォームローン
施工の流れ
よくあるご質問
施工の流れ
お役立ちコラム
最新チラシ

施工エリア
施工エリアマップ

豊川市、豊橋市、新城市、田原市、蒲郡市周辺

職人さん募集
株式会社カトペンは愛知県の三河エリアを中心に建築塗装工事、防水工事、内外装工事を行っております
我が家のシミ・くすみ・ヒビ割れに ドクトル外壁さん プロタイムズ
愛知県豊川市
愛知県豊橋市
愛知県
上尾市・桶川市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社ブロイ(プロタイムズ上尾店)
取手市・我孫⼦市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社石井建装(プロタイムズ取手店)
東金市・大網白里市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社あかつき(プロタイムズ東千葉店)
一宮市・弥富市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社川洋建装(プロタイムズ西尾張中央店)
厚木市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社中山建装(プロタイムズプロタイムズ湘南東店)
仙台市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社鬼澤塗装店(プロタイムズ仙台南店)
坂戸市・飯能市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社色彩デザイン(プロタイムズ坂戸店)
PC版表示に切り替える
ページトップへ